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ここまでが。

 この1,2年をふりかえると、10年以上かかわっていたケースがバタバタと亡くなったり、癌などの疾患をかかえていて密なかかわりのなか、あっという間に地域で亡くなったケース、いずれも思い出たっぷりのケースが亡くなることが増えた。

 が働いている地域、大阪市西成区、特に釜ヶ崎(あいりん地区)では、単身で生活している人が多く、家族ともいろんな理由で疎遠になっている。昔の話をきくと、やんちゃして家族に相当迷惑をかけていたり、精神的な疾患を抱えて家族のもとから飛び出したり、当時はどうしようもなかったことではないかと思う。

ただ、自分の死期が近づいてくると、「家族に会いたい」という気持ちが強くなり、役所から連絡をとってもらったり、あの手この手でつながりを探して連絡する。

ケースが生きてる間にきてくれて、声をかけてもらい旅立つ人もいれば、亡くなってから葬儀に顔をだしてくれるご家族もいる。  にとっては、顔を見せてくれただけで感謝です。だって、今までの【わだかまり】を考えると、奇跡だと思ってます。

 ケースのためにも、来てくれた家族のためにも、最期どのような生活をしていたか、いいこともわるいことも、エピソードたっぷりで伝えます。亡くなったケースは謝れないけど、亡くなってからでも、かかえている【わだかまり】が少し溶けるから。

少しずつ溶ける【わだかまり】をみながら、 ここまでが  の仕事だと思ってます。しっかり、あの世におくりだせてますかね。

うちのほうかんは。。。

 西成釜ヶ崎で約20年、相談したり、生活支援をやってきた。20年もしていると、いろんなことがある。

最初は何もわからず勢いでつっこみ、途中何度もつまずき勢いだけではだめだと気付き、最近はできることをコツコツとやろうと自分の限界を感じ、そんな中、気づいたことがいくつかある。その中でも一番大事なこと。

日々の生活支援は、すごく大事。

日々の生活支援って何かというと、毎日事務所に来て、顔をみてお薬を飲んでもらって、お金を渡して、お互いの今日の状態を確認することです。

毎日顔をみていると、何も言わなくても、「あれ?今日はいつもと調子違うな」、声をきいても、「あれ?今日はいつもと調子が違うな」って変化に気づくことができる。

家族以上に毎日顔をあわせているケースがいっぱいいます。お互いの顔をみて、お互いの状況を把握して。長い年月をともにして、同じように年をとっていって。

うちの訪看は、日々の生活支援が基礎にあって、成り立っていると思っています。そんな特徴をもちながら、西成を中心に単身・高齢・障がいなどを抱えたケースに、精神科の指示でサービスに入っている訪問看護ステーションです。

今、訪問看護スタッフ(常勤・パート)を募集しています。
興味のある方は、(看護師募集       まで)。

さいごに。

 うちの事務所の上で生活している人で、ヘルパーサービス、訪問看護、今まで体調悪くなる前からかかわってくれてた仲間がいるケースが癌のために今週木曜日に亡くなりました。

最期を家で過ごしたいと言って近隣の病院から退院して、ちょうど4週間。

退院してから、 毎日  寝る前の安否確認と「今日一日を振り返って」=反省会をしに行ってました。

亡くなる前日まで歩いており、ほぼ毎日入っていた女性のヘルパーさんに、甘えて、だいぶごんたを言ってました。

ただ、最期亡くなる前もヘルパーさん来てくれて、痛みがでてしんどくなったケースの背中をさすってくれて、ケースから「幸せ者やな」と言われ、あふれる涙を一生懸命こらえて、声をかけてさすってくれました。素直に「幸せ者やな」と言えるケースにも、よかったねと。

最期、亡くなる4日前の日曜日に一緒に鶴橋まで、元気な時からかかわってくれていた人たちに連れていってもらい、彼らに見守られ亡くなりました。

訪問看護だけではできないこと、いろんな人たちに支えられて、痛みはあったものの、「幸せ者やな」と思ってもらえて、送り出すことができました。少し、 こころに穴あいてますが、痛みの生活から卒業できてよかったです。

おさけをやめること。

 アルコール依存症のケースと何人もかかわっている。

働き出したころは、どうしたらいいのかわからないまま、2日顔をみなかったら、吐血して血の海の中で亡くなっているケースの第一発見者になったこともあった。すでに亡くなった、アルコール専門治療の大家、小杉先生に、わからないことをいろいろ相談、指導してもらうことが何度もあった。

しっかりした断酒意思のもと、専門のプログラムにのり、治療を続け、断酒しているケースは、 にとっては優等生である。病気だから、断酒しないといけないとわかっていても、お酒をやめるのは、至難の業だと、自分自身の私生活を振り返り、お酒は飲まないが、やめれないものいっぱいあるので、個人的には思っている。

アルコールをのんだ後しんどくなって、「しばらくはお酒をやめよう」と思い、また元気になったら「お酒のみたいな」の繰り返しを続けているケース、本人には明確な断酒の意思も、お酒をやめないといけない目的も、自分の目標も今はない。

お酒をやめる明確な意思を持ってもらうため、本人の好きなようにさせたらいいという意見もあるかもしれないが、この間、飲酒してしんどくなって入院を繰り返す生活をしているので、その策がいいとは  は思えない。もちろん、主治医と相談してではあるが。

かかわって、7年半経つが、70歳をこえて、身体と気力の衰えから、いろんなことをすることに億劫になっている。

それでも、お酒をやめるために、あの手この手をためして、ケースと一緒に悩む以外、他にできることはないと思い向き合う毎日である。

ごじゅういっさいのほうふ。

 現在、精神科で入院しているケース、誕生日    でした。

入院した経緯は、精神的に不安定だったこともあるのですが、体重が100キロを超え、血糖値も跳ね上がっているので、ダイエット入院の意味あいも強いんです。実は去年の誕生日も入院してたな…と。

お見舞いのときに、「51歳の抱負を」と言った話になり、「永遠、長寿命」と言われ、  ケースと4歳しかかわらないので、思わず、「先に死んだらごめんね」と言うと、 ケース  から、 「  え! 先生も  も一緒に長生きするんでしょ」と言われました。

 その選択肢なかったな…と思い、  に「じゃあ、いっぱい食べて、体重太って血糖値あがらないように、一緒にがんばらないといけないね」と、51歳の誕生日をお祝いしました。

もうすぐ退院なので、帰ってきたら、  を地域で支えてくれている、ヘルパーさんたち、サポーティブハウスのスタッフ、精神科のディケアスタッフ、訪問看護のみんなが待ってるねと話をして、お見舞いを終了してます。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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