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ちいきでくらす。

 7月14日、東京まで出張してきました。

【地域善隣事業全国会議 「低所得の高齢者等への住まい・生活支援を行う事業の全国展開に関する調査研究事業」】に参加してきました。
詳細は(   高齢者住宅財団  をクリックしてください。)

今年の3月5日に行われた、地域善隣事業シンポジウム
「低所得・低資産高齢者の住まいと生活支援のあり方に関する調査研究」報告会
に、東京のふるさとの会さんに声をかけていただき、参加しました。
その第二弾っていう感じです。

第一弾が終わってから、4か月しか経ってないのに
大阪でも、「地域善隣事業」に対して、よくもわるくも
興味をもっている民間団体が増えたような気がします。
大阪っていうのは、今まで自分たちがやっていた事業と関係なく、
事業が動く(=お金がうごく)とざわざわする…って毎回思うことなんですけどね。
大阪だけじゃないよって言われましたけど。
その一方で、行政が動こうとしないのが今の大阪かもしれません。

さて、本題に。
今回の地域善隣事業では、モデル事業を行う予定の8自治体が
この取り組みを行う背景・課題とか、自分たちのところの取り組みとか、
持ち時間10分と短い時間でプレゼンをされていました。

東京とか大阪などに近い大都市はもちろん、
地方都市は、それはそれで、いろんな課題を抱えているんだなと思いました。
いろんな地域で、その地域に暮らす人たちが「安心して生活し続ける」ことについて、
いろんな形で考えているんだなと思いました。

以前のブログ(   さぽーてぃぶはうすのしんぽじうむ。 )でも書いた
サポーティブハウスのシンポジウムが日曜日あり、翌日の祝日(月曜日)には、
以前のブログ(  ぱんどらのはこ。 )で書いた大阪のある地域で、
【「地域善隣事業」勉強会 -事業づくりと事例検討を中心に-】が開催されます。

シンポジウムも勉強会も、テーマは同じ 『地域で暮らす』です。
年齢にも貧富にも関係ない、終わりのないテーマなんですよね。

さぽーてぃぶはうすのしんぽ。

 シンポジウムのご案内です。

大阪西成区の釜ヶ崎にある、サポーティブハウス(福祉のことに詳しいスタッフがいる簡易宿所転用の福祉アパートです)連絡協議会が、設立10周年を記念してシンポジウムを開催します。

さぽ協シンポビラ表

東京のふるさとの会の前代表理事の水田さんが来られて、
東京と大阪における『支援付き住宅』について話がされます。
テーマは、居住支援 と 生活支援
困窮・単身・高齢者を多く抱える、大都市が抱える問題です。

興味のある方は、シンポジウムに来てみませんか。

事前に申し込みは必要です。
お申込み・お問い合わせ先は、
TEL/FAX;06-7506-8321 メール;sapokyou4649@gmail.com
WEB;http://supportivehouse.jp/
 申し込み必要事項:
 氏名・所属団体・住所・電話番号・メールアドレス・
 シンポジウム参加人数・懇親会の参加有無  です。

しんぽおわりました。

 シンポジウム終わりました。
参加していただいたみなさん、パネリストのみなさん、準備協力してくれたみなさん
ありがとうございます。

私自身、書いたらきりがないくらい、
いろいろ反省する部分ありますが、次回にいかせればと思います。

シンポジウムの様子です*****************

シンポジウム20140223水田さん
東京のふるさとの会;水田恵さん

ふるさとの会の取り組みの中で
働く場所をいかにしてつくりだすか…
生活支援労働」という言葉が出ていました。
支援される側が支援する側に。

生活支援労働」とは?
介護施設で障がい者がそこにいることで、場が和む、という経験をヒントに
・いることがしごと=Being ビーイング (満足)
・やることがしごと=Doing ドーイング (効率)

ビーイングが、戦後高度経済成長期以来の労働観を変える。

安心を創るための労働が、生活支援労働でもあり、Being。

「労働の概念を変える」という話をきいて、目からウロコが。

シンポジウム20140223パネリスト
パネリストのみなさん(左から市大岩間先生、はぎさぽ川東さん、サポーティブハウス連絡協議会山田さん、ひぽ尾松)

<岩間先生>
生活困窮者自立支援法、厚生労働省が新法をつくった理由は?
・運動で培ったものを制度化(恒久的・普遍化)
・時限立法ではない。全国的なもの。制度としての脱皮。
・福祉の世界でいえば、制度のないところからニーズをくみ取った運動が一つの形に。

援助の中身が生活困窮者自立支援法で変わるのか?
・手段としての困窮者自立支援事業へ。
・新法は、使い方によっては「ありの一穴に」

・入口=アウトリーチ ニーズの早期発見
・出口=社会参加の道(中間的就労・社会的居場所) 社会福祉法人改革


<川東さん>
西成区の自立相談支援相談事業の愛称=はぎさぽーと
・主任相談支援員1、相談支援員7名 合計8名の配置。
・理念型。生活圏域をワンユニット。
・高齢者人口8000人に1箇所 校下支援センターがある。
・相談支援員を1名ずつ(4校下支援センター・包括圏域)
・あいりんに3名。

・拠点は区役所3階。
・相談ブースは区役所5階介護保険係の前に2つのイス。9:00~17:30
(相談状況)
・1月 実人数で8件。(生活資金貸付等、シェルター、住宅資金貸付、話し相手)
・2月 2倍?

・住むところと食べるところをどうつくるか。自分たちでできる部分を考えていきたい。


<山田さん>
サポーティブハウスとは、経営に困った簡易宿所が、
自ら改装、支援者を配置した仕組みをもつ住居。

・365日24時間対応のスタッフ配置 2000年。
・簡易宿所を改装。交流室の設置。
・コスモは2001年に設立。

・家賃と共益費のみでやっている。
・支援はオーナーの持ち出し。
・1か月 6~7万円は入居者の手元に。
・介護支援事業所は選べるように。それぞれの個性に応じた事業所選び。
・サポーティブハウスは、「下宿のおばさん

・高齢単身低所得が多かったが、認知・精神を患うケースも増えてきた。

・医療との連携。お見舞いではなく、主治医等と連携して退院後のケア方針を立てている。


<尾松>
・「限界」はマイナスでない。12年の壁壁壁
・失敗の経験があるなかで、広がりを持てた。

利用者が満足して死んでくれたらよい=共通理念

・パーソナル・サポート事業の理念型がなんでうまく制度化に至らなかったのか。
・新制度だけではなく、 既存の制度【もともと西成には地域ネットがあった】+α
 → 原点回帰

・釜ヶ崎・西成のやり方は、一般社会とは違う。いかに恒久性と普遍性を考えるか。
・一般社会が受け入れるような問題に、テーマ設定をしないと。
いずれにしても、共通理念はいる。

・連携は一蓮托生。個人と個人でやりながら。


**************
シンポジウムの内容は、もう少し整理してモノとして出したいと思います。
もちろん、実践の場にもいかせるように。

ありがとうございました。

もうすぐ、しんぽ。

 シンポジウムまで、あと4日。非常にやばいです。
何がって、話す内容を と、
いろんな顔をして悩んでたら、もうこんな直前。
気持ち、 な感じですかね。。。

で、朝のいそがしい時間に、ブログを更新してるんかいと。
思わず、自分でひとり突っ込みをしてしまいます。若干気味。

他のパネリストの方たちの、今までの話とか、資料とか読みました。
読んだんですけど、頭の中は、 ではなくて なかんじなんですね。
日頃知っている人たちにお願いをしたのに、さえない頭なので整理できず…。

もちろん、 ひぽを立ち上げて1年、
シンポジウム開こうと思った目的はあるので、大丈夫 と根拠のない自信。。。

原稿を書くときとかシンポジウムの内容を考えるとき、
なかなかひらめかないことを、
『かちかち山の狸のように背中に火がつかないとダメなんですよね~』と
ある病院のワーカーさんにメールを送ったら、
『神様が降りてくる』という表現をされると返事が。

私の気持ち的には、そんな前向きな思考ができないくらい、
壊れてきて、絞り出す感じで、あかんな~と毎回思いますが、変わらないんだな~と。

さて、さて、そんなことよりも、再度、シンポジウムのご案内を。

************************************************
20140223シンポジウム

テーマは 「地域で暮らす」 

地域で暮らすという、当たり前のことが、
仕事をやめる、歳をとる、病気になる、障害がある、独りになる、
…など、ちょっとしたきっかけで、簡単に、難しくなってしまいます。

雇用保険、医療保険、介護保険、など、さまざまな社会保障があるのに、
どうしてそういうことになっているのでしょうか。

問題の解決の糸口を探るために、すでに困窮者支援を行っている団体から、
生きづらさを抱えていても、地域で暮らすために、
どのような相談・支援を行ってきたか報告を受けます。

そして、今回、始まったばっかりの「生活困窮者自立相談支援事業」について、
みんなで議論し、「困窮者支援」の未来を検討していきたいと思います。


第一部 「いま居る場所を支援付に」~地域包括ケアのなかの互助~ふるさとの会の実践

水田 恵 氏 NPO法人すまい・まちづくり支援機構代表理事/更生保護法人同歩会理事長



第二部 「困窮者支援の現在・過去・未来」

◎岩間伸之 氏 大阪市立大学大学院生活科学研究科教授/特定非営利活動法人 西成後見の会代表理事
◎川東仙司 氏 社会福祉法人大阪市西成区社会福祉協議会 はぎさぽーと 生活困窮者主任相談支援員
◎山田尚実 氏 NPO法人サポーティブハウス連絡協議会代表理事/メゾンドヴュー コスモ代表
◎尾松郷子    一般社団法人困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)業務責任者


参加を希望される方は、FAX:06-6536-8992 もしくは 
E-mail:hippo@hippo.or.jp までご連絡お願いします。

シンポします。

20140223シンポジウム

 シンポジウムを開きます(シンポジウム案内)。
テーマは 「地域で暮らす」 

地域で暮らすという、当たり前のことが、
仕事をやめる、歳をとる、病気になる、障害がある、独りになる、
…など、ちょっとしたきっかけで、簡単に、難しくなってしまいます。

雇用保険、医療保険、介護保険、など、さまざまな社会保障があるのに、
どうしてそういうことになっているのでしょうか。

問題の解決の糸口を探るために、すでに困窮者支援を行っている団体から、
生きづらさを抱えていても、地域で暮らすために、
どのような相談・支援を行ってきたか報告を受けます。

そして、今回、始まったばっかりの「生活困窮者自立相談支援事業」について、
みんなで議論し、「困窮者支援」の未来を検討していきたいと思います。


第一部 「いま居る場所を支援付に」~地域包括ケアのなかの互助~ふるさとの会の実践

水田 恵 氏 NPO法人すまい・まちづくり支援機構代表理事/更生保護法人同歩会理事長



第二部 「困窮者支援の現在・過去・未来」

◎岩間伸之 氏 大阪市立大学大学院生活科学研究科教授/特定非営利活動法人 西成後見の会代表理事
◎川東仙司 氏 社会福祉法人大阪市西成区社会福祉協議会 はぎさぽーと 生活困窮者主任相談支援員
◎山田尚実 氏 NPO法人サポーティブハウス連絡協議会代表理事/メゾンドヴュー コスモ代表
◎尾松郷子    一般社団法人困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)業務責任者


参加を希望される方は、FAX:06-6536-8992 もしくは 
E-mail:hippo@hippo.or.jp までご連絡お願いします。
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