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ころなか で ありがとう。

 かかわっているケース、どうしても一人で地域で暮らすの難しくなることある。で、施設を探すのだが、「いいな」って思えるとこ、なかなかない。どこかで、「妥協」とまではいわないけど、「あすこよりは…」と思いながらあきらめ半分。

そんな中、コロナ禍で非常にありがたい施設がある。事務所から自転車で10分くらいで行けるグループホーム。

ヘルパーサービスと訪看サービス入って地域で生活していたけど、誤嚥して熱発、救急車で搬送、急性期の状態が終わったからということで、「嚥下のリハビリをできる病院」希望したのですが、転院先は、「認知があるから」と、しんどくて動けない状態のうちのケースを、両手ベット柵に半年ちかく、くくりつけるような病院であった。

何とか、その病院から胃瘻造設のため転院、胃瘻をつくって今のグループホームに入所して1年数ヵ月。

このグループホーム、元気になっても、体調が悪くても、大きな声だして怒ってますとか、いっぱい連絡くれてます。それも、喜んでくれたり、心配してくれたり、困ってくれたり、コロナ禍なので会えないんですけど、臨場感たっぷりでおしえてくれます。ケースの持ち物を壊してしまったときも、「ごめんなさい」と連絡。100円均一の延長コードなんですけど。管理者はじめ、スタッフの人、「正直」っていうのか「愚直」で良い感じです。

また、今日は夕方から「熱がある」と電話。その前に主治医とも相談してくれて、救急搬送しますと。搬送先決まるまで約1時間、車で30分くらいかかる病院まで、看護師さん救急車に同乗してくれて。コロナ(+)だったら帰らないといけないということで、施設長も施設で待機。「入院になりました、今から病院行ってきます」と施設長から連絡をもらい、「連絡先に1番に連絡先書きますね」と。これ、夜19時まわってからのことで、日勤体の勤務なので仕事終わってから。施設の人たち一生懸命動いてくれて。ここまでやってくれる施設なかなかないよなって、感謝してます。

施設の人たち、コロナ出さないように、気を付けて負担大ですが、ケースに対する関わり方、これからもかわらないでいてほしいと思う  です。ケース幸せものです。

にじ。

 夕方、ヘルパーさんから、ケースの訪問時の報告と一緒に写真が添付。
コメントには、洗濯物ベランダにほしていたら、  虹  が出てますって。
     虹20200831
    ケースと一緒に見てくれたのかな    って。コロナ禍、あたりまえが消えて、流されていく日常の中、ちょっとうれしいこと、立ち止まって一緒に共有できたら。

おとむらい。

 この1週間でかかわっているケース2人なくなりました。いずれも、困窮状態から畳の上にあげるお手伝いはしていたのですが、まだ訪問看護サービスいらないかな…って思ってたんですけど。

一人は、近所のサポーティブハウスに入ってて、「お風呂に熱湯をいれる爺さん」として有名な方でした。お酒を長年やめていたのですが、1,2カ月で痩せだして、本人がお腹痛いと言って通っている病院に臨時で受診して、最初は急性膵炎?と言われたのですが、痛みが全くとれず、再度受診したら肝臓に癌が転移している状態。入院して1ヵ月もしなくて亡くなりました。病院に頼んで、生きている間に顔を見せてもらい、そのあと10日ももたなかったです。

入院する前、本人も体調悪いことわかってて、「給付金の手続きしてももらう頃には死んどる」とか 「 豚まん  半分くらいしか食べれんようになったから、あかん」と話しをしてました。いつも、大阪では有名は 蓬莱<551>の豚まん2個、南海電車のホームまで買いに行ってました。

葬儀が終わって、お世話になっていたアパートのスタッフと一緒に、ケースが好きだった、豚まん食べて、お弔いしてます。

もう一人。脳梗塞になって体が不自由で、なかなか出かけて食事ができず、1ヵ月に一回、百貨店でお刺身とかローストビーフを購入していました。亡くなる前夜ヘルパーサービス時は異常なかったんですが、朝行ったら、ベットから落ちて亡くなっているところを発見。少し苦しい時間があったかもしれません。

もう少し美味しいもの食べて、楽しい生活送ってほしかったんですけど。今日、彼が大好きだった、お刺身を購入してきます。明日お通夜で生ものを持っていこうと思ってます。葬儀、生ものとか殺生したものダメっていうかもしれないですけど、大好きだったから、お弔いにいいじゃないって。

まだまだ、一緒にやりたいことあったのにな~と、ちょっぴり残念です。

それでいいんじゃないかなって。

 昨日、夜遅い時間、救急車で搬送されたケース、大したことないとわかって、ほっとして事務所に帰ってきました。で、緊張した気持ちを緩めるために、「あほ」してます。

IMG_2838.jpg IMG_2838.jpg IMG_2838.jpg
しんちゃん、誕生日のお花をくれたケースがくれました。仕事で毎日、うんこ    とか おけつ    見てるので、もう十分だよって。この写真を見て、大笑いしてくれました。「あほ」ですけど、それでいいんじゃないかなって。

このケースとは別に、時々しか会うことがないケースから、昨日救急車に乗っているときに電話があり、今日折り返しで電話を。何かあったわけじゃないんですけど、電話をくれます。電話口で「声をきくと、ほっとする」と言ってくれます。私も「元気そうで、ほっとする」って。このやりとり10年以上してます。それでいいんじゃないかなって。

うらに②

 少し前のブログで「うらに。」というタイトルで紹介した「脳梗塞で話しができません」と書いた名刺を持っていたケース、無事退院してきました。もともとの脳梗塞以外に、新しく不自由になったところはなく、病院までお迎えに行って、お礼を伝えて。

帰ってきて、事務所に立ち寄ってもらい、古い名刺と新しい名刺を交換。もちろん、新しい名刺の裏には「私は○○です。脳梗塞の後遺症で話しができません。困っているようなら、この名刺の携帯まで連絡ください」と書いて渡してます。古い名刺も今回助けてくれた大事なもの、無下に捨てることはできず、とっております。

退院の手続きで待っている時、救急車を呼んでくれた食堂のママさんにお礼をいいに行きたいと話しをすると、手を左右に振って「いらない」と意思表示。「また、行くでしょ?」と声をかけると、手を左右に振るので「うそつき」と言ってから、「かかわっている人が、お礼を言ってたと、ちゃんと手を合わせて頭さげてよ」というと笑ってました。

また、この間ずっと通っている主治医(精神科の先生)も心配しているから、今日病院行ってきてねとお願いをすると、頭を上下にさげて、「わかった」と意思表示。

それから、3日後に、部屋で倒れていたら鍵をあけてとジェスチャー付きで、合いかぎを持ってきました。今まで、何度か言ったのですが、預けてくれなかった合いかぎ。主治医(精神科の先生)から何か言われた?ときいても、ニヤッと笑うだけで。「ま~、事務所に毎日来ているので、来なかったらダッシュするよ」というと、頭を下げて帰って行きました。ちょっと進歩したかな。
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Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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