
シンポジウム終わりました。
参加していただいたみなさん、パネリストのみなさん、準備協力してくれたみなさん
ありがとうございます。
私自身、書いたらきりがないくらい、
いろいろ反省する部分ありますが、次回にいかせればと思います。
シンポジウムの様子です*****************

東京のふるさとの会;水田恵さん
ふるさとの会の取り組みの中で
働く場所をいかにしてつくりだすか…
「
生活支援労働」という言葉が出ていました。
支援される側が支援する側に。
「
生活支援労働」とは?
介護施設で障がい者がそこにいることで、場が和む、という経験をヒントに
・いることがしごと=Being ビーイング (満足)
・やることがしごと=Doing ドーイング (効率)
ビーイングが、戦後高度経済成長期以来の労働観を変える。
安心を創るための労働が、生活支援労働でもあり、Being。
「労働の概念を変える」という話をきいて、目からウロコが。

パネリストのみなさん(左から市大岩間先生、はぎさぽ川東さん、サポーティブハウス連絡協議会山田さん、ひぽ尾松)
<岩間先生>生活困窮者自立支援法、厚生労働省が新法をつくった理由は?
・運動で培ったものを制度化(恒久的・普遍化)
・時限立法ではない。全国的なもの。制度としての脱皮。
・福祉の世界でいえば、制度のないところからニーズをくみ取った運動が一つの形に。
援助の中身が生活困窮者自立支援法で変わるのか?
・手段としての困窮者自立支援事業へ。
・新法は、使い方によっては「ありの一穴に」
・入口=アウトリーチ ニーズの早期発見
・出口=社会参加の道(中間的就労・社会的居場所) 社会福祉法人改革
<川東さん>西成区の自立相談支援相談事業の愛称=はぎさぽーと
・主任相談支援員1、相談支援員7名 合計8名の配置。
・理念型。生活圏域をワンユニット。
・高齢者人口8000人に1箇所 校下支援センターがある。
・相談支援員を1名ずつ(4校下支援センター・包括圏域)
・あいりんに3名。
・拠点は区役所3階。
・相談ブースは区役所5階介護保険係の前に2つのイス。9:00~17:30
(相談状況)
・1月 実人数で8件。(生活資金貸付等、シェルター、住宅資金貸付、話し相手)
・2月 2倍?
・住むところと食べるところをどうつくるか。自分たちでできる部分を考えていきたい。
<山田さん>サポーティブハウスとは、経営に困った簡易宿所が、
自ら改装、支援者を配置した仕組みをもつ住居。
・365日24時間対応のスタッフ配置 2000年。
・簡易宿所を改装。交流室の設置。
・コスモは2001年に設立。
・家賃と共益費のみでやっている。
・支援はオーナーの持ち出し。
・1か月 6~7万円は入居者の手元に。
・介護支援事業所は選べるように。それぞれの個性に応じた事業所選び。
・サポーティブハウスは、「
下宿のおばさん」
・高齢単身低所得が多かったが、認知・精神を患うケースも増えてきた。
・医療との連携。お見舞いではなく、主治医等と連携して退院後のケア方針を立てている。
<尾松>・「限界」はマイナスでない。12年の壁壁壁
・失敗の経験があるなかで、広がりを持てた。
利用者が満足して死んでくれたらよい=
共通理念・パーソナル・サポート事業の理念型がなんでうまく制度化に至らなかったのか。
・新制度だけではなく、 既存の制度【もともと西成には地域ネットがあった】+α
→ 原点回帰
・釜ヶ崎・西成のやり方は、一般社会とは違う。いかに恒久性と普遍性を考えるか。
・一般社会が受け入れるような問題に、テーマ設定をしないと。
いずれにしても、
共通理念はいる。
・連携は一蓮托生。個人と個人でやりながら。
**************
シンポジウムの内容は、もう少し整理してモノとして出したいと思います。
もちろん、実践の場にもいかせるように。
ありがとうございました。