さぽーてぃぶはうす。

彼の住んでいるサポーティブハウスまで来られた。
長年、音信不通だったので、
悪い人の食いものにされてるんじゃないかと思ってきたら、
こんなところでお世話になっていたなんて…と言われて。
「サポーティブハウス」という言葉をきいて、
『わかります』というあなた、かなりの「にしなり(釜ヶ崎)通」ですね

釜ヶ崎のこと知らない人には全く知らない言葉だと思うので、
どんなところか紹介を。
NPOサポーティブハウス連絡協議会のホームペジ
(サポーティブハウス連絡協議会のホームページ)もみてもらったらですが、
パンフレットもあげてみたけど、う~ん、字が小さすぎるか。


もともとは、あいりん地区にある簡易宿泊所(ドヤ)なので
部屋の広さは3畳一間ですが、なかなか。
トイレ、風呂、流しも共同って思ったら、
もっといい部屋あるのにって思うかもしれないけど。
でも、その考えが、ちがうんだな



部屋の雰囲気はこんな感じ。

ヘルパーさんが入っていて、介護用ベットと入口にポータブルのトイレ、
テレビもあるし、テーブルも。うつってないけど小さい冷蔵庫も。
それ以外にも、
入口にスタッフの人がいて「おかえり」って言ってくれるし、
薬やお金も預かってくれて、相談にものってくれるし、愚痴もきいてくれるし、
心配もしてくれるし、怒ってもくれる。
一人ぐらしなんですが、なんか家族がいるみたいな感じ。
毎月ちょっとずつ積み立てて、春と秋には、
希望者を募ってバスで日帰り旅行に行っておいしいごはんを食べて。
旅行なんて、歳をとったら、なかなか一人で行けないし。
毎回、車椅子いっぱい、ヘルパーさんもいっぱいです。
他にも、毎週決まった曜日に喫茶をして、パンとコーヒーで150円。
ヘルパーもいろんな介護事業所が入ってるよね。弁当もとるかどうかは自由だし。
なので、入居者にあった事業所をチョイスできると。
費用はいくらかかるかって?
家賃42000円、共益費3000円、水道代1620円、あとは、使った電気代だけ。

ひとり暮らしは難しいかなと思っても、サポーティブハウスがあるから、
認知症があるけど、なんとかやってるって人もいます。
なんかあったら、スタッフからすぐ連絡、
一緒に、ケースのために動いてくれるので助かります。
サポーティブハウスの「まわしもの」みたいになってますけど、
部屋は広くないけど、他の住居では、なかなか手に入れられないものがあるんです。