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おなじなやみ。

 実家に帰ってきました。今日は寒かったのでお墓まいりはなしで。

で、母ちゃん(家では「奥さん」と呼んでいます。実家が商売をしていたので)
最近何をしているのか、あと奥さんの主張をきいてきました。

最近、近所の老人会に参加しているということで、 つくりました。

雛人形
「お雛様だけど、関係ないね」と言われながら、事務所に飾ってます。

老人会どんな感じかきくと、月1回ですが、顔見知りもできたと。
商売をしていたときとは違う、お知り合いが増えているようです。
最初の頃、約束の日時を間違え、他の方にご迷惑をかけてしまったことがあり、
「謝ったけど、もう行けない… 」と言ってたので、「行かないと!」と。
一人で生活をしているので、誰とも話をしない日ができてしまう。よくないです。

ひぽ が支援している人たちも、同じ課題を抱えています。
一人で暮らしていることが多く、どこか行くところがないと、誰とも話をしないことに。
釜ヶ崎のおっちゃんは、男性で、人付き合いが苦手な人が多いので、
行く「理由」がないと、どこかけに出かけるのは難しい。
で、薬やお金をとりにくる、という「理由」をつけて来てもらってます。

また、今後、自分の最期をどうするか、亡くなってからの葬式とか
いろいろ考えているようで、あれも・これも・気になると。

①できるだけ家で亡くなりたい。入院はしたくない。
②葬式は、簡素なものでお願い            などなど。

①の主張などは、年齢を重ねたうちの支援しているケースからも聞かれる内容です。

主張するだけではなく、奥さん自分でもごそごそ動いてます。その報告などもきいて。
通院・服薬はきっちりする。
近所のケアプランセンターにお邪魔、ケアマネさんに相談、結果介護「自立」でした。
緊急通報システムを利用するために、民生委員さんに協力者のお願いにいったり。
民生委員さんに、一番ちかくにいる私の連絡先を伝えたり、いろいろしてます。

で、自分の葬儀のことを前もって、
知り合いのご兄弟の葬儀を取り仕切ってくれた業者がよさそうなので
そこに相談に行ってみたいなと。

ということで、次回葬儀屋と日程を調整して、実家に帰るようにしようかと。

おやじが亡くなった時、葬儀の準備の手際よさを見てて
「こういう仕事してるの?」と親に感心されました。
『いや~、ほかにもしてるねんけど…(苦笑)』と思いながら、
この仕事で得た「力」を、実家でもいかんなく発揮させていただいてます。

ただ、いろいろ準備していても、予定通りいかないのが、世の中だな~とも話をして、
事務所に戻りました。

歳を重ねると、どの立場でも、同じ悩みを持っているんだな~と思う今日この頃。

事務所にもどったら、ソーラー の手が今日はよく動いて、 よい一日でした。

おひがん。

 今日はお彼岸の中日。

最近、ケースが何人か亡くなった。

病院で癌などで亡くなる場合などは、
事前に福祉のワーカーに親族照会で連絡とれる人がいないか探してもらう。

お部屋で亡くなってしまった場合、警察が遺族を探す。
警察が徹底的に探すので、亡くなってからお葬式をだせるまで時間がかかる。
長いときなど、半年を超えることも少なくない。
時間が経てばたつほど、顔をみることはできない状態でお別れをしなければならない。

ご遺族が出てきたら、ご遺族の意思で、葬儀に参列させてもらえるか決まるが、
大半は、ご遺族が出てこられることはなく、
かかわってきた支援者として、葬儀に参列させてもらうために、
警察、福祉のワーカーに連絡してもらうように頼んでいる。

ただ、最近、ケースワーカーから連絡がなかったことがあり、激怒した。
私も含め、うちのスタッフが何回もケースワーカーに連絡していたのに…。

事故死だったので、本人確認のため早朝に現場に行った。
お酒をやめるための専門病院で治療、最期はお酒を飲んでなかった。

このことをきっかけに、担当ワーカーでは話にならなかったので、
その上司と話をして、ケースが亡くなったとき、誰が見ても
その人にかかわっている人がわかるようにして、
葬儀などの連絡がだれでもできるような形式を作成してもらっているところだ。

また、昨年の夏ごろから、葬儀のときに葬儀会社が写真をとるようになった。
葬儀会社に「なんで?」ときくと、行政からの指導だと。

そう、良心的な葬儀屋とそうでない葬儀屋があるからだ。

良心的でない葬儀屋がどんなところか…
飾っているお花、榊がない、棺に白い布かぶせているだけ、戒名もない、
お別れにだれも来ないだろうと思って、お寺さんが来ておらずお経もない。

亡くなってからも、こんな仕打ちがまっている。

良心的でない葬儀屋から、良心的な葬儀屋にご遺体を運んだこともあった。
良心的でない葬儀屋から「なぜ移すんですか?」ときかれ
吐き捨てるように「あまりにもひどいからに決まってるだろう」と言った。
それでも、良心的でない葬儀屋はかわらない。
事前に連絡がなかったらお寺さんが来ないことが、その後もあるくらいだから。

役所にも、写真とらせるみたいな、しょうもないアリバイをとらせるくらいなら、
かかわった人間、うちの事務所で顔をみていた仲間に、
葬儀に参加して、おわかれをしてもらう方がよっぽど…と思う。


お彼岸に、亡くなった人たちのことを思い出しながら、いろいろ考えます。
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