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かみなり。

 雷がどかっと落ちました。私が落としました。ヘルパーの事業所と私に。

そのケースとかかわって2年半以上。

最初は、飯場のおやじが面倒みれなくなったと西成に連れてこられたと
相談に連れてきた人が言っていたのですが、
本人に生活歴をきくけど、よくわからない。ただ、困っていることは間違いない。

よくわからないけど、病院に一緒に。内科と精神科を受診。
施設入所も厳しいかなということで、サポーティブハウスに入居してもらいながら
毎日事務所に来てもらう生活がスタートした。

毎日来るけど、指の爪をみると汚れていてお風呂に入ってない感じ。
衣類も声かけをするも、同じ服しか来てくれない。洗濯している感じもないな~。
精神科の主治医と相談してヘルパーを利用してみようということに。

病院受診の前日に、ヘルパーさんに声かけをしてもらい入浴、
翌日、髭をそってさっぱりした顔で受診すると、先生から

また、服などに関しても強いこだわりがあったが、ヘルパーの声かけで
違う服や帽子を着るようになり、事務所で新しい帽子をみて
「お!、かっこいいやん」というと、 とスマイル。

そんな感じで、精神科的にはぼちぼち落ち着いているのだが、
急にするくらい、よくわからない熱発があり、えらいことになる。

また、ジュースや食事を買いにはいけるけど、
衣類やリハパンを履き替えたりするのが、ちょっと苦手。
なので、朝事務所に来たとき、尿の重みでお尻がプリプリになってることも。
部屋が蒸し風呂のようになっていても、窓をあけることは思いつかない。

すでにヘルパーさんは入って、入浴一緒にしてもらっているのだが、
入浴した翌日には、汗でベタベタだったりも。

毎日、お薬とお金をうちの事務所にとりにくるとき、
病院受診で待っているときなど顔をみるが、
どうしたもんかな~ と思っていたけど、何もしていなかった。

で、 の訪看部隊が部屋を集中的に訪問、本人に「窓を開けましょう」と声かけ。
毎日部屋にお邪魔していたら、答える言葉数が「はい」以外に増えてきた。

着替えをみたら、汗ジミや汚れていてきれいなものがない。
洗濯物の部屋の中で干すので、湿度が異常に高い。

さて、どうしたものかということで、ヘルパーの責任者に肌着や衣類の購入をお願い。
窓が二つある、上の階に引っ越しを。
引っ越しのときには、本人に声をかけて一緒にお手伝いしてもらいました。

その後、訪看部隊の責任者から状況をきいた。

「本人の部屋には、(ヘルパーさんが業務をするのに必要な)リハパンや汚染をさけるための手袋はあるけど、本人にとって必要なものがないんです…」と言ってましたと。

ヘルパーの仕事って、単に給料をもらう「業務」ではない。
もちろん、ヘルパーだけではなく、人とかかわる仕事はなんだってそうだと思っている。
自分の親や大事な人を、このケースと同じ状態で置いておけるのか…。

いかん!と思い、ヘルパー責任者に非常に厳しいメールを20時まわってから送信。
その直後電話がありましたが、仕切り直しです。

私も含めて、しっかり考えてケースとかかわり、
誰かが気づいたら、そこでしっかり軌道修正できる関係を保ちながら
一人のケースに多くの人がかかわって地域での生活は継続していく。。。

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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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