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おにです。

 は です。
誰に対して、 かというと、新しく入ったスタッフに。
もちろん、他のことでも ですけど。今回は新しく入ったスタッフに。

なぜか…

新しく入ったスタッフは、釜ヶ崎のことも、訪問看護のことも何も知らず
働きだして、はや3ヶ月経ったので、 のブログもしくはHPに、
働きだしてとびっくしたこととか、っとおどろいたことなどを書いてとお願い。

二つ返事で「わかりました」と。

もしかしたら状況がのみこめてなかったら困ると、
「今、わかりましたって言ったよね。書いてくれるよね。」としつこく念押し。です。

ブログにも載せるから、キャラクター決めないとねと。
候補を二つくらい言ってくれたのですが、絵文字がなくて。。。

その前に、精神科訪問看護集中講座参加するために、事例検討の資料を作成。
新しく入ったスタッフが、最初にかかわったケースについて、んしょんしょと作成
みんなでみて、よっしゃ完成とメールで送ったところ。

ゴールデンウィーク中に手書きでもいいから書いてねとお願いしてます。

は釜ヶ崎(西成)に初めて来てから20年以上、
この地域で働きだしてから14年くらい経ってしまっていて、
ものの見方とか、考え方とか、もう「フレッシュ」ではありません。
どちらかというと、ぷ~んと臭いがするくらい「腐敗」してます。

なので、その原稿を読ませてもらって、考えることもあると思います。
もちろんその原稿を読んで、興味を持ってくれる人もいると思ってます。

た・の・し・み  とプレッシャーをかけてみて。  です。

いっきに。

 今日はバタバタする一日でした。

精神疾患をかかえているケース、
「なんか、調子が… 」と元職場の上司にSOSをだしたのが先週。

このケース、以前、調子が悪くなって、初めて精神科の治療を受けることになったとき
病院受診を一緒にしてくれた元上司をすごく頼りにしている。

なので、まず最初のSOSはそこに。

その元上司は、 の知り合いなので、すぐ連絡。

も最初の精神科の受診のときからかかわっているので、
元上司から、ケースの様子をおしえてもらい、
もしかしたら服薬きっちりできてないかもということで
ちょうど翌日、主治医が外来なので、元上司にお願いして一緒に受診を。

元上司は、建設土木のことならわかるけど、精神科は素人さんです。
ただ、面倒見はすこぶるいいので、お願いごとを。
①どのような症状が出ているのか(本人何で困っているのか)
②服薬をしっかりしているかどうか(していないなら、いつから、どの薬を)
を確認してもらい、主治医にも伝えてくださいと。

その受診の日、主治医から「入院したら…」と言われるが、
生活保護ではないので「お金の心配が…」とか、
以前の入院をしてからまだ半年もたってないので「入院…」という返事をし
薬を増やしてもらって帰ってきた。

ただ、元上司には、それでもしんどいとSOSをだしていた。

元上司と相談、お金に困らないようにするということで、生活保護申請に3人でいった。

申請を待っている間も「しんどい」ということで、
申請受理=お金の心配はない。身体の心配を、元上司も も入院をプッシュ。

さらに、「薬を飲まなくても大丈夫だろうと思った…」という発言のあとに
「でも、ダメだったよね」とうい話を元上司と でした。

しっかり服薬できてなかったことを確認して、主治医に言おうねと。

ケースに確認して、先に病院外来看護師さんに状況を報告、
主治医と相談して、「入院の荷物をもって来てください」と連絡が。
その後、ケースと連絡とるのにちょっと苦労がありましたが、
病院から何度も連絡していただき無事連絡がつきましたと電話を。

その後、前回の入院が生活保護ではなかったので
①保証金ないけど大丈夫かな…
②保証人すぐに連絡つかないけど大丈夫かな…
と不安がいっぱいになり、元上司に再度SOS。
結局、元上司と一緒に病院に行き、無事入院に。
元上司、すごく面倒見がよくて、まめなお方です。

こんな感じで、みなさんのおかげで、いっきに入院になりました。と、ひとあんしん。

精神科の場合特に思うのですが、
調子が悪くなったら、がんばりすぎないで、
ちゃっと早めに入院して、よくなったら、ちゃっと退院してね、と。
これって鉄則だよなと思う一日でした。

ちょっとうれしいこと②

 今日、ちょっとうれしいことがあった。

訪問看護ステーションの責任者の から、
最近亡くなったケースのことでいろいろお世話になった、
近所の病院の内科医から相談がありましたと。

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は、今日はその病院に、今までかかっていた内科医から
「もう診れない」と言われたケースと一緒に受診をするために行ってました。
いい感じの先生で、「今の状態ですごく調子がよくなるわけではないけど、
調子が悪くなったら少し入院して、また地域にもどればいいよ」と言ってもらったと。

実はその病院、今から6年くらい前に、釜ヶ崎ではちょっと有名な
「くろちゃん」が亡くなったときも、そこの副院長にお世話になってます。

西成区ではないのですが、医師も看護師も、釜ヶ崎のこと
患者さんをみて知ってくれてるのではないかなという雰囲気の病院です。
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ほ~っ と思い、「どんなケース?」と話をきいてみた。

80歳を超えた高齢の男性で単身生活していたが、
急に腹痛にみまわれ、救急搬送で大きな手術をうけなければならない状態になった。
まわりからみていて、これから一人だけで生きていくのは不安だと思われる。

本人は、術後調子がよく元気で、黙って病室を抜け出しうろうろ、
マイペースに好きなことをしているようです。
ただ、自分で思っているよりも、体力は落ちています。

で、介護保険サービスを利用するのとは別に、退院してからの生活場面で
何かしてくれるんじゃないかと声をかけていただいたようです。

に、
「先生は、 (ひぽ)が何をしているのか知ってるのかな?」ときくと
「最近亡くなったケースのところに、 の訪問看護部隊が出入りしていたのをみて、
声をかけられたようですよ…」と。

ありがたいし、うれしいことです
「信頼関係は、お金では買えないよ。仕事っぷりをみてもらってね。」
と商売をしていた の母の母の言葉を思い出します。

ゆかいなけーす。

 うちの事務所に来るケース、結構ゆかいで、楽しいことをしてくれます。

①労災で義眼 のケース。
朝起きたら、 (義眼)がないと大騒ぎ。今仮の右 いれて応急処置中。
この前、道路であったとき、歩きながら をとって手でもっている。
世間からみたら、それは恐ろしい  光景だからやめようねと。

②就労A型に通っているケース。
仕事に行ってムカつくスタッフがいて…と愚痴を聞いていた。
何にムカつくか、「スタッフが、は~ とでかいため息をつく」と。
精神科の診察で、「やりかえしちゃえ!!」とか「咳払いしちゃえ!!」とか言っていた。
のように、イヤミをいって、楽しくストレス発散して仕事をしたら?」と言われたり。
でも、それができるくらいならストレスをため込まないよ~、とプリプリ
じゃ、黙って態度で示してみるのはどう?と。
で、 の顔がかかれたボールを握りしめて「し・れ・ん・じゃ~ 」と。

③ノリが大事というケース。
肝性脳症と肝硬変なので全身状態は、すこぶるよくない。
ただ、精神科の受診は楽しみにしている。何を?
主治医との話のなかで、「ボケ」たり「ツッコ」んだりするのを。
主治医のボケに、激しくツッコみをいれて、 なタイミングでかわしていく。
短い時間の診察だが、結構あの時間楽しんでいる。
横でみていて、何を言ってくれるのか楽しみにしてると、さらに 焚き付けてます。

④療育手帳A(一番重い)をもっているケース。
「10万円できたら、ここの責任者の さんを買うんや!」と急に言い出す。
から、「何を言ってるの?どういう意味で言ってるんや?」ときくと、
さんにもっと仕事をさせて、お金を設けて俺がもらうんや!」と。
 これ以上働けないし、なんで金よこさなあかんねん」というと、
「俺、その金で、女みつけて結婚するねん」と楽しそうに話をしていた。
で、 から、「それよりも、しっかり規則正しい生活しないと」と がおちる。
彼は、てんかんの持病をもっている。きっちり服薬をするために、
ヘルパーと訪看がきているが、すっぽんかまして、いないことが多い。

毎日、結構、たのしく、ゆかいにケースと話をしてます。

ちいきせいかつのげんかい。

 以前のブログ( しょうがいをもって(ないかのびょうき)① )で紹介した
知的障害のある、糖尿病と腎臓病を患っている女性のつづきを。

現在、地域生活は限界だという判断が下されて、
かかわっている人間は、淡々と施設入所にむけて動き始めている。

以前にもブログに書いたが、
血糖値コントロールのための入院、結局1週間ももたずに退院になった。

地域で生活するなら、服薬管理と食事管理は必要と思われたので
退院後、朝はの事務所で服薬とお金(朝・昼分で1000円)渡すことに。
夕方は、訪問看護を毎日入れて服薬確認を考えたのだが、平気で留守。
もちろん服薬は自分でしなければいけないことわかっていても、全くできない。

置かれている状況が彼女はあまりにもわかってないので、
本人と、福祉のケースワーカーと、 の3人で話をする場をつくった。

6年間、日常的に支援にかかわり、毎日曜日食事をつくってきたが、
結果的に、寿命を縮めることしかできなかったので、支援を終了すると。

いろいろな支援を受けてきたが、今の地域生活を維持すのでは難しいので
①施設入所、②野宿、好きな方を選んでくださいという話をした。

福祉のワーカーには、「もう無理だ」という話はしていたが、
支援を終了すると言うとは思わなかったようで、非常にびっくりしていた。

本人は実家に帰ると言ったが、受け入れてくれるなら、今大阪で一人暮らしはない。

最後のチャンスを福祉のケースワーカーは彼女に伝えたが、
施設入所の準備をするための時間稼ぎにしかならないことは明白だった。

具体的な施設入所のために、彼女に後見人をたてるための動きが始まりだした。
後見人には、6年前彼女が「どうしても居宅保護」と言ったのを推し進めた弁護士に
彼女の人生を最期まで面倒みてもらうため、依頼して受けてもらった。

ただ、最後の在宅生活でのチャンスを福祉のケースワーカーはくれたのに、
彼女の部屋に行くと、ポテトチップスの空き袋やソースかつ弁当の残りが…。

どんなに食事を言っても無理。服薬しているから…。そんな悠長な状況ではもうない。
渡すお金を減らしてもお菓子を購入するだろうし、0円にしても行方不明になるだろう。

体重も1週間で約8kgも太り、今まで着ていた服がきれない。

外来で内科病院受診、採血の結果も悪い状態で維持されているが、
糖尿病末期なので、今の生活をしていたら、時間の問題であることに違いはない。

受診している精神科医に後見人申し立てのための、書類を作成してもらった。
月曜日に弁護士に渡して、本人申し立てで後見人をつけてもらうことになるだろう。

今日は、スタッフ同伴で、太ってズボンが入らないということで2本購入している。
ただ、それも施設入所したとき必要な服になるだろう。

もっと早く、どんなに本人がイヤと言っても、施設入所をすすめるべきだった。
たとえ「野宿」にもどることがあっても、今よりは寿命が延びたのではないかと。
短期的な目標も、長期的な目標も、彼女と一緒につくることができなかったと
毎日くる彼女のむくんだ顔をみながら、地域での生活の限界を噛みしめている。
プロフィール

困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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