たたかいのおわり。

何のたたかい?って。
この間、ブログで書いていた、( ちいきせいかつのげんかい。 や しょうがいをもって(ないかのびょうき)①。 そして しんぽのあとは。 も彼女のことを書いてます。)
知的障害のある、糖尿病と慢性腎不全の女性の命との「たたかい」。
自室で亡くなりました。まだ、45歳です。
お部屋に行ったときは、まだあたたかかったので、蘇生術を施されましたが
息を吹き返すことはありませんでした。
ここ数週間で体重が10kg近く増加し、ここ数日は浮腫が目立つ状態で、
顔をみるみんなが病院に…、救急車に…といったのをことごとく断り続け、
好きなことをして亡くなりました。
好きなこと?
食べたいものを食べて、ゲームセンターに行き、
訪問看護やヘルパーさんの訪問を、平気でぶっちぶっちして。
ジャニーズのアイドル、特に松潤が好きで、グッズを買ったり、
DVDを購入したり、部屋のなかジャニーズだらけ。
全く、自分の体調を顧みることなく生活してたな~と感心します。
かかわって6年がすぎ、7年目に入ったところでした。
彼女が、入院もしくはプチ家出をして、部屋にいないとき以外は、
ヘルパーや訪問看護をつかっても、サービスがあいてしまう
日曜日の夕方、食事をつくりに行き、サザエさんを見ながら一緒に食べました。
最初の頃は、繁華街を夜遅くまでうろうろして、役所の人と一緒に探し回りました。
大きな声では言えませんが、夜9時ちかくまで、探しました。
「彼女のことを知らないなんてモグリ?」と言われるくらい、
西成区の生活保護と障害担当で有名人でした。
生活保護のケース記録も、「え!っ、これ読むの!」というくらい分厚いもので、
その中には、いろんな支援者と彼女のやりとりが、いっぱい書かれているはず。
かかわった人たちそれぞれが、それぞれにエピソード満開



急性心筋梗塞でしたが、亡くなったときの顔は普通に寝ているようでした。
あれだけ、施設に入りたくない、入院したくない、希望がかなったではないですか。
このたたかい

それでよかったのではないかとも思ってます。
この間、かかわっていただいた多数のみなさまにお礼を
