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おい・おい。

 訪問看護のことで、ぶつぶつ悩む。気持ち  な感じ。

最近、訪問看護のことで、おい・おい と思わずツッコミをいれてしまったこと。

                  

①【訪問看護ステーション 経営のコツ】を読んで。

 もともとあまり、How to 本を読む人ではないのだが、
訪問看護のことわからないことが多いので、情報収集をしておかないとと思い、
【訪問看護ステーション 経営のコツ】という本を読んでいる。

職員の確保の部分で、
人材不足を解消するためにも、訪問看護のよいイメージをステーションから発信することです。 (中略) ブログで日々の訪問看護業務やステーションについて紹介したところ、なんと看護師2名の獲得に成功したそうです。ブログには、楽しい職場の雰囲気や訪問看護の楽しさ・やりがいを中心に書いたことはいうまでもありません。

楽しさや・やりがいを中心に書くのは無理だよ。 おい・おい 

②このセミナー行きたい!

『訪問看護と介護』とか『コミュニティケア』の新着号をみようとHPに。

HPをみると、興味深いセミナーが。

【ITC化で「訪問看護」はこんなに変わる。―働き方も、生産性も、看護の質も―】

定員50名と少ないけど、まだHPに載っているから募集してるんだろう、
よっしゃ、東京だけど 申し込み を  な。

定員に達している。 おい・おい  大阪でもこういうセミナー開いてください。

                  

おい・おい  とツッコむ前に、訪問看護の醍醐味を紹介しないと。

ちょっと一晩練ってから、明日ブログに書きますよ

ちょっとしたへんか。

 長年ケースとかかわっていると、その変化に「すごい」と思うことがある。

今年の誕生日で65歳になる男性。

もともと、釜ヶ崎(西成)で行われている高齢者特別清掃事業(特掃)に登録していた。
かかわりの最初は、ちょっと広めの場所にテントを張って猫を飼いながら、
釜ヶ崎の元日雇労働者を対象とした、登録制で輪番の、
1日5700円受け取ることができる清掃事業(特掃)に来ていた。
輪番は当時月5,6回まわっていたので、約3万円の収入で一か月を過ごしていた。

特掃に来ていたときは、いつも赤ら顔で、指導員からの指示が通りにくく
仕事が終わったらお酒を飲む姿がみられ、明らかにお酒の治療が必要だと思われた。

また、同時期、大阪市内のホームレスのところに行き相談事業をしている
巡回相談のスタッフから、彼がテントを張っているところ撤去がかかるかもしれない
という話をきいて、野宿から抜けるために、かかわりをもっていることがわかった。

本人と、巡回相談の地域担当スタッフと精神担当のスタッフ、 で話をして、
お酒のことも含め、野宿から抜けるために入院しましょうということで話がすすんだ。

入院先は、いつもお世話になっている精神科のドクターがいる病院。

病院に連れて行ったりの段取りは、巡回相談がして、いざ入院。
入院した病院には、他にも入院患者がいたので、 もお見舞いにいった。
お酒がきれて、状態が安定して、退院先に、巡回相談グループが施設入所を勧め、
当時の主治医も了承して、大阪から遠い救護施設に入所することになった。

ただ、彼の場合はそこでおわらない。

一時して、巡回相談員から、彼が施設を出て行方不明だと。

彼、ちょっと物忘れがあり、大阪からすごく遠くで、もしかしたら
どこかで行き倒れになるのではないかと不安になった。
その4日後、特掃の事務所にお昼過ぎ顔をだしている彼を発見!!

大急ぎで、巡回相談員に連絡。彼を迎えに来てもらった。

実は彼の飲んでいる薬の中に、癲癇をとめる薬が入っていたので、 大騒ぎ。
ちょうどその日が金曜日で、今日病院で薬をもらわないと週末どうしようもない。

で、入院のときに診てもらった主治医が外来でやっている病院に
役所に無理行って医療券をお願いして受診してもらった。

そのとき、巡回相談員のおっちゃんが、「たいしたことなくてよかったやん」と
さらっと言ったのに対して、「何かあったら、どないすんねん」と怒ったのを覚えている。

そして、彼はサポーティブハウスで生活、アルコール専門病院分院に通院することに。

その後、いつ部屋にお邪魔しても物が増えないので、
また誰かと話をする機会を増やしたいなということでヘルパーを利用するようになり、
分院が廃業することで、別の精神科の病院に通院先を変えたり、いろいろあったが、
いつも一週間に一回決まったお金しかとりにこなかったのが
「電子レンジ買いたいからお金をだして」とはじめていった。
ヘルパーが購入するのではなく、本人が物を買いたいといったことに「お~っ」。

さらに今日は、「天王寺に映画を見に行くから、お小遣い」と。

明日、「何の映画みたの?」と聞いてみようと思います。

う~ん、野宿してお酒飲んでいた頃からは想像もつかない、生活。。。

私たちにしたら、当たり前のことかもしれないけど、
それができないくらい、アルコールに浸らざるをえない野宿生活は苦しいものです。

うれしいです。

最初かかわりだしてから、4年。
お酒をやめ続け、いろいろな人たちがかかわって、ちょっとした変化が見えてきます。

お・つ・か・れ。

 ブログを更新できなかった二日間は、ケースのお通夜と葬式が続いて
長年連絡をとっていなかった家族が、また、かかわっていただいた多くの方が来られ、
タフな生き物の私ですが、精神的にも肉体的にも疲れました

「葬儀」というのは、残されたものが故人をしのぶもの。

今回、6年間かかわって亡くなった知的障がいで糖尿病のケースは、
私的には、毎日会っており、好きなことをやって亡くなったので
「ようやく自由になれたから、よかった、 」と思ってます。

糖尿病なのに、食事制限があんまりできなくて、ポテトチップス特大サイズを食べ、
入院しないといけない状況で、入院拒否、入院しても病院を脱走。

一般的には「どうしようもないケース」と思われてましたが、
いろんなことをまわりの社会資源に考えさせるケースでした。

楽しいことも、怒ることも、泣かしたことも、いろんなことがあったな
こういう仕事をしていると、同じ体験を共有するので、鮮明な記憶を残します。

彼女の部屋を片づけること、残ったお金の遺族への相続のことなど、
彼女のことでしないといけないことが残っているので、
私には「おつかれさん」はまだです。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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