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やくわり。

 一人の人を支援するのに、どれだけの人がかかわるんだろう。
かかわる人の数って、それぞれの状況によって違うけど、
一つの社会資源だけで、オールマイティに支援できることなんてありえない。

かかわっている人たち、みんな、それぞれに「役割」があると思っている。

もちろん、それぞれの社会資源の間で、できることがかぶることはある。
そういう場合は、両方できるようにしておけば、一つの社会資源ができなくても、
もう一つの社会資源がカバーしてくれる「役割」を担う。

社会資源が増えることによって、ややこしくなることも多々ある。
それは、それぞれの社会資源が「役割」を担わない、もしくは、担えないからだと思う。

                           
例えば、医者はどのような「役割」があるだろうか。
まずは、治療だと思う。
治療をするためには、医者が見えない生活の部分などの情報をどれだけ
他の生活場面でかかわっている社会資源が集めるかが大事になってくる。

これが私たちの「役割」。

ヘルパーにしても訪問看護師にしても、その他の社会資源にしても
情報を集めるためには、生活の細かい部分をみていくことになる。
細かい部分を見ていくなかで、
「もうちょっとこうしたら、生活がよくなるんじゃないか」という発見がある。

その発見をケースに話をし、また、他の社会資源に伝えてみる。
伝えるときに、他の社会資源が気になっていることをきくこともできる。
で、さらに、他の社会資源からの意見も組み入れて一緒に実践する。

こんな感じで、かかわる人たちが増えることは、「純粋」に悪いことではないはずだ。

「純粋」に、ちょっとでもケースが調子よくなったり、機嫌よく生活できたら、それでいいのではないか。
                           

ただ、あまりにも「自分たち利益」を追求してかかわろうとする人たちが多いこと、
支援の中で、他の人たちの「役割」を考えず、「自分でできる」と思う人も多すぎる。

貪るような「利益」追及に嫌気がさし、我がの「メンツ」なんてどうでもいいのに。け。

そういうことを思う週末でした。

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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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