しえんしゅうりょう。

支援終了する場合の多くは、
①亡くなる ②失踪する の二つの理由が多いが、
今回紹介するケースは、あの手この手でかかわってきたが
課題ははっきりしているのに、うまくいかなかったな~と

9年前に生活保護を申請した。
当時、野宿をしていて、歩くときに、少し身体不自由なところあるけど、
生活していくには支障をきたすことがないレベルの状態だった。
生活保護申請した当初から、お金を計画的に使うことができなかった。
理由は 【パチンコ】 。
身体少し不自由だが、パチンコするのに困らない程度で、
お金を取りに来てパチンコで散財して、
「何もなかったような」顔をして翌日来られていたのを覚えています。
あまりにも目に余ったので、事務所にお金をとりにくる曜日を決めました。
で、それが少ししか続かず、またなし崩し的に、ダラダラと。
その繰り返しを続けるなかで、社会福祉協議会がやっている【あんしんさぽーと】に
申し込んで、この機会に、一緒に考える人をもう一人増やし、
計画的にお金を使うために、なんかあったときのために少しでも貯金をするようにと。
申し込んでから6か月が経ち、ようやく順番て、初回面接の日程をとなったとき、
あんしんさぽーとを利用するのは嫌だと本人が言い出しました。
あんしんさぽーとでやっても、うちでやっても、
一か月に受け取るお金の額は変わらないよ、何があかんの?とたずねたところ
「自由にお金がつかえない」と。
入ってくる金額は決まっているし、支払わないといけない金額も決まっている、
結局、最初にいろいろ使ってしまったら、月末苦しいだけじゃないの?と。
自分の好きにというなら、うちが支援しても仕方ないでしょ。
ということで、二者択一。①あんしんさぽーと、②自分でする
結局、②を選んだのですが、ヘルパーさんに預かってもらって、
家賃とか払って好きな時にお金出してもらうからと本人から電話がありました。
長年かかわってきたけど、計画的にお金を使うことはできなかったわけです。
こんな書き方したら、みもふたもないと言われそうですが、
ケースとかかわったからといって、
ケースが根本的にかわることって、あんまり、いやいや、ほとんどありません。
そんな中で、生きていくために、どこで折り合いをつけるか、そこなんですけどね。