けんしゅうちゅ。

区役所に何をしに行ったか?
療育手帳の申請に行き、区役所での聞き取りを一緒にしてきました。
「訪問看護で、なんで知的障がいの人がもつ療育手帳の申請???」
って思う人、多いと思います。
うちの相談者、かかわっている人の大半は、
その日のご飯を食べるのも大変な時期を過ごしています。
なので、そのような困窮状態から抜け出すためには、
どのような方法で、どのような段階をクリアしていかないといけないのか、
実践で説明するために、今日は区役所に行ってきました。
このケース、最初にうちに相談に来てから、彼女と一緒に動いてもらってます。
なので、
体調や今までの生活歴・職歴などの聞き取りをするときも
病院に行くときも
部屋を決めるための案内のときも
生活保護申請に行くときも
仕事探しにハローワークに行くときも
仕事の面接に行くときも
療育手帳の申請のときも、区役所での聞き取りのときも
ぜ~んぶ、できるだけ一緒に。
一緒にいる時間がながくなると、
相談に来た50代後半の男性の体調のことはもちろん
生活保護受給してからでも仕事をしたいと思っていることなど
いろんな本人の思いをきく機会が増える。
その中で、どういう方法が使えるのか考えることもする。
50代後半まで、療育手帳を取得することなく生活してきたのに、
なぜ、いまさら、療育手帳(=知的障がい)のレッテルをはるのだろうか…。
いろんな疑問がわいてくる。 で、説明。
療育手帳を取得することで、計算が苦手だとか、
最初から相手に苦手なことをわかってもらって仕事を探すので、
仕事を探せる可能性がひろがるし、
仕事を続ける可能性がひろがるし、と。
実際に、手帳を取得できたら、一緒に仕事探しをするための
新しいところに一緒に行きましょうと。
見たことのない世界だと思いますが、
訪問看護をしてもらうにあたって、
かかわる人たちの生活を知ってもらいたいし、
訪問看護をしに行った先で困っていることがあったら、
医療的なことはもちろん、それ以外の生活の場面での視点を持って
様々な角度から対応してもらえたらと思うので、
研修期間に、いろんなところ一緒にうろうろします。
いろんなところに行って、新しく入ったスタッフですと
いつもお世話になっている社会資源のみなさまにもご挨拶。
いろんな意味がある、研修期間なんですね。