だんしゅ。

新しくクリニックを開いてから、すでに2年以上すぎているのに、
外来にあれだけお邪魔しているのに、第三日曜日の例会、うちの事務所、
日曜日も営業しているために、なかなか二人体制で事務所をあけずらく、初参加。
今回は、うちのかかわっている人が6ヶ月と3ヶ月表彰だったのでお祝いもかねて。
ただ、3ヶ月表彰の人は、朝、抗酒剤を飲みにきたので声をかけたけど、ぶっち。
久しぶりに例会では、他のメンバーからの話、ご家族の話、断酒会からの話など、
再度、アルコールの治療に対して、襟を正すような気分になりました。
原点にもどって考える機会にはなりますね。
自分自身、この仕事をするようになってから、【アルコール依存症】という病気を知り、
治療しないと亡くなる、治療していてもスリップ(再飲酒)で亡くなる人たちを
多く見てきたことを振り返りました。
例会に来ている人たちは、アルコールの専門治療につながった<幸運>な人たちで、
専門的な治療に繋がってないけど、アルコールの治療は必要だと分かってくれている
この地域の唯一の精神科医の協力で、アルコールをやめ続けているケースもいます。
いずれにしても、
①酒はやめないといけないと思う
②時間をどうすごしていくのかを考える(暇があるとお酒を飲んでしまう)
③お酒を飲まない仲間をどうやってつくるか
三つは、お酒をやめる、そしてやめ続けるためには、大事なことだと思います。
お酒をやめつづけるなかで、病識ってできていくんだろうな…と思いました。
さらに、釜ヶ崎(西成)では、全く治療につながることもなく、亡くなる人もいます。
それこそ「アル中」のイメージ通りに、路上でひっくり返っている人たち、
ワンカップを昼間から飲んでいる人たち、お酒がきれて手が震えている人たち。
何らかの形で【アルコール依存症】という病気を知る機会があったら、
どうなってたのかわかりませんが、いろいろ考えてしまいます。
で、6ヶ月表彰をしてもらったので、表彰状と一緒に記念写真を


院長先生とケースと

一番最初にケースのことを心配して、うちにつないでくれたケースワーカー
(現在異動していますが)に、写真ができたら一緒に会いに行こうと約束して、
明日からも一日断酒でがんばります