じかんのつかいかた。


あんまり「時間の使い方」に悩むことがない。仕事をあまり「仕事」と思ってないし、
仕事、毎日いろんなことあるけど、楽しいと思っているから、まっいっかとも思ってる。
よいのか、わるいのかは、さておきです。
そんな中、ケースと話していくなかで、
生活保護費の中でやりくりしていると、すごく余裕があるわけではない。
●体調はぼちぼちだけどなかなか外に出ていけないケース
●仕事はしているけど、休みの日の過ごし方が困るケース
●5分の時間が永遠のように感じられるケース
それぞれ抱えている課題はある。そんな中、時間の使い方を一緒に考えている。
1人目のケースはおやっさんで、ずっと家でゲームをしてる。
そんなおやっさん、以前は手話を習いたいと思って通ってたが
毎週続けるのも大変で、なかなかなじめず、一度お休みしたらいけなくなった。
そのあと、急に旅行に行って、うちの事務所を開設するとその前にいってたので、
事務所に飾る棟方志功のレプリカ持ってきてくれたり、結構気をつかういいおっさん。
そのあと、サッカーの試合を見に行ったりもしてたっけ。
ただ、月日が経つにつれて、出不精になっていってしまう。
で、どこに連れ出そうと今画策しているか … 。




今度の受診のときに提案してみようと思う。
結構、おやっさんの学生の頃の話をきいていたら、多趣味な人なので、
一人では行きにくいけど、一緒に行ってみないかと声をかけてみます。
2人目のケースは、絵をかくのがうまいというのは以前から知っていたので、
以前ブログにもアップしていた「カバ」の絵をかいてもらった。
訪問看護ステーションのちらしに彼の書いた絵を採用してます。
また、子どもの頃から、図画工作が得意だったというので、
大阪市立クラフトパークという、陶芸、染色、織物、木工、金工、キルンワーク、…
など、1日体験教室、もしくは、クラフトパークフェスタに一緒に参加して
物をつくってきてみようかなと思っている。
今度の受診のときに、パンフレットももらってきたので、どう?と。
3人目のケースは、今の現段階では治療がなかなか難しく、
生活基盤を立て直すところからはじめないといけない大変なケース。
調子が悪いから家にいる ⇔ 家にいるから調子が悪くなる
悪循環の中にどっぷりはまり、自分だけの力では抜け出せない状態になっている。
まずは、しっかり服薬からスタートだと思っている。
また、お部屋にお邪魔して、調子悪いなりに、家のことを一緒にしていく、
そうすれば、自分でしないといけないことができる。
しないといけないことを少しでもしていたら、5分はあっという間に過ぎる。
毎日、その繰り返しで、自分でできることが増えていけば、
一日のうちで、しないといけないことをしている時は時間が流れるようになる。
服薬ができて、生活リズムができれば、外にも用事をつくって一緒に行こうと思う。
ただ今は、「働きたい」という気持ちが強いけど、現実とのギャップが大きすぎて
自分の力だけで埋めていくのは厳しいので、一緒にしていこうと思っている。
いろいろ考えて、ケース自身が時間の使い方を考えられるようになったら
