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しゃぼんだま。

 ケースから、 シャボン玉 セットをもらいました。

う~ん、きっと、何らかの意図があったんじゃないかと、すこ~く深読みをしながら、
23時を過ぎた事務所で シャボン玉 いっぱいつくって、記念写真をパチリ。
(なんで、こんな時間にいるんだって、深く追及しないでください。)

シャボン玉

シャボン玉(唱歌)は、亡くなった子どもへの鎮魂歌っていう説があるけど、
シャボン玉のように、今、うち、命が消えそうなケースが2人います。

一人は、訪看部隊が最近毎日入っていた胆管癌の末期のケース。

昨日、うちの訪看のスタッフが、ケースが戻りたいと言っていた
長年住んでいた地域の病院に、一緒に寝台車で行き入院手続きをしてきました。
長年付き合っている飲み屋の人たちとも入院前に顔を合わせています。
限られた時間で、ケース自身がやりたいことを手伝うのも、訪問看護の仕事です。

さくせんかいし。

 うちの訪看部隊が動き出して、約3ヶ月、精神疾患をかかえているケースで訪問看護のサービス入っている人たち、なかなか、    いい感じで 「てごわし」という状況になりだしている。

釜ヶ崎でかかわっているケースの中には、精神疾患を抱えていながら
治療につながることがなく、いろんなものを失って結局ここに辿りつき、
いろんな人たちとのかかわりのなかで、ようやく、治療につながる人も少なくない。
生活保護申請とか、一つのきっかけになるんじゃないかなと思っている。
ただ、そいう形で治療につながらない場合では、今でも野宿という厳しい状況に置かれている人たちも、もちろんいる。

で、今、訪問看護部隊が入っている人たちの中には、
野宿になって施設に入って初めて精神科の治療をスタート、
シェルターで宿泊しているとき声をかけられ精神科の治療スタート、
と発病してから何年、場合によっては何十年も経ってからスタートという場合も。
まず、「病識」というものが、なかなかないので、服薬する習慣をつけることから。
薬を飲んだら、ちょっと眠れる、ちょっと幻聴がマシっていう実感は必要です。
それまで、服薬をしっかりできているか不明な点が多かったので、
そこでようやく、薬の調整を精神科の医師もできるようになる。

で、部屋に訪問して、「お風呂ほとんど入ってないから入りましょう」、
「同じ服をずっと着ているから着替えましょう」、「洗濯しましょう」、
「太ってきたから痩せるために食事一緒に考えましょう」…いろいろ提案してみるが、
「意味がありません。要するに何もする事がないんですわ」とケースが断言する。

(ほ~、次の一手はそうきますか)と心の中で思いながら、「で、何をするの?」と聞くと、「仕事探してるんですけどね…」って言う。

う~ん、どれだけ思考がヒューっと一気に飛び越える、もしくは、落ちるんだろうって。
物事を考えるとき、もう少し、道筋とか脈絡があるんだけど、そこ障害されてます。

訪看の責任者( )と作戦会議。こちらからの次の一手は、「じゃ、屋外の清掃で楽な仕事あるけど行く?」って言ってみようかな。すでに、作戦を実行に移すための準備は着々とすすめられている。日頃からお世話になっている制度外で就労訓練(賃金は発生します)をさせてもらえるところに、作戦内容を伝えております。もう少し現実を実感してもらう、こちらの目的もね。ふ・ふ・ふ。
                                 いざ、作戦開始。 
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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