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とーげい。

 今日は午前中、ケース(  )と二人で陶芸一日体験に行ってきました。
病院か買い物以外、家から出れなかったので、一緒にどっか行こうと誘って。

朝9時に天王寺駅で待ち合わせをしていたのですが、ま~人の多いこと。
休みの日の朝に、ターミナルにいるなんて…思い出せないくらい久しぶり。
ケースをみつけ、最寄駅から、えっちらほっちら、15分くらい歩いて到着。
 いわく、1か月分歩いちゃったよ…  ということは往復で2か月分)

今日は、私たち以外にも6人、計8人の体験者といつも来ている人たちがいました。
50代後半くらいのご夫婦、40代の女性二人のお友だち、40代のカップル。

早くいったので、先生から「何をつくるか考えておいてくださいね」と。
で、うちのケース、見本として置かれていたものをみて、これがいいなと。
先生の前でこんな感じのつくりたいと二人で話をしていたら、先生から
「これは難しいですよ。難しいからしたらダメってわけじゃないですけどね」と。
陶芸、口がおおきいお茶碗などよりも、背の丈が高い方が難しいと。

二人でふ~んと、話をきいてました。

いざ、作り方を先生が、さ~っと説明、手でまわす台の上にのせて、簡単そうに見えるけど…。二人ともやや不安。なおかつ、先生の話が、あまりにも、さ~っと流れていくので、頭の中も素通りしてさ~と流れていく。

いざ、やり始めるとなかなか難しい。

まず、台に粘土を固定するのは、こんな感じ?とか。恐る恐る が粘土を触っている横で、 は、さきさき進んでいきます。途中先生から、何度も、「あ~、…」、「薄くなりすぎ…」、「削りすぎ」、「力入れすぎ」、と怒涛のようなコメントを言われる言われる。
は「芸術は爆発だ!」ぽいキャラクターなので、非常に斬新で気鋭な作品を作ろうとしているのに、先生からはいろいろ言われて、若干ぐったり。

最後の方は、本当に壁に穴があきそうなので、粘土ベラを取り上げられてました。

そんな感じで、楽しいというよりは、先生と を横で見ながら、1か月後に着払いで焼いたものが届きます。完成品ができたら、またブログにアップします。

もう少し指導ぽくなくて、アーティスティックな感じで、自由がほしかった。

帰りの電車の中で二人とも 「金曜日の受診で」と 楽しかったけど疲れたね。

よこいと と たていと。

この間、東京のふるさとの会、大阪希望館と何度も何度も、
単身で、高齢で、認知症があっても地域で生活するためには何が必要か、
若干ノイローゼ  になりそうなくらい、ブツブツ言って、脳みそ 湯だってオーバーヒートするくらい考えている。ブツブツ言ってもなかなか、 かない。

まず、住むところが必要なのは分かる。さらに、家族がいないわけだから、介護保険など、既存の社会制度を活用できたとしても、できないにしても、生活を支えてくれるサービスは全然足りていないのは、分かっている。

で、東京のふるさとの会のように【生活支援】という発想が出てくる。
【生活支援】というのは、東京に限ってのことではない。
もちろん、大阪、釜ヶ崎でも、実際かかわっている人たちの状況を考えると、
【生活支援】が必要で、担ってきた歴史はあるのです。

では、その【生活支援】を誰が担うのか。

ふるさとの会は、究極的な言い方をすると、【生活支援】は、“生活者であるなら誰でもできる”と考え、資格の有無にかかわらず、≪どの職員でもある程度共通した対応ができように「対人援助マニュアル」をつくって≫職員研修をして、当事者も含め、新たな雇用の場としてすでに実践されている。
さらに≪互助≫の形成により、より細かな見守り、仲間づくりを目指している。

ふるさとの会のモデルは、【生活支援】を担える人たちの裾野を広げ、細かく張り巡らされた横糸(【生活支援】と≪互助≫)のおかげで、その布(地域)はすごく強靭になっていくと思う。大阪(釜ヶ崎)では、【生活支援】は誰でも担えるという発想がなかなかなく、自然発生に近い≪互助≫は存在していたと思うが、あえて≪互助≫を熟成することはしてこなかったので、新たな発想だと思った。

ただ、もうひとつ考えることが。いかに細かく力強く張り巡らされた横糸でも、縦糸が必要になることがあるんじゃないかなとも思う。ここでいう縦糸って何か?【専門的支援】であり、それを担うのは専門家、具体的に言うと、精神科医、内科医、看護師、ヘルパー、弁護士、…など専門的な資格を持っている人たちを意味している。

横糸は縦糸と繋がって、さらに強くなることはあると思う。【生活支援】をしている私たちが、いかに【専門的支援】をしている専門職に、日常生活の情報を伝え、一緒に支援対象者の困っていることを少しでも軽減できるか、これも横糸の役割なのかもしれない。また、【生活支援】に協力してくれる、縦糸(専門家)を探してくるのも、【生活支援】をしている横糸の役割だと思っている。

【生活支援】を担える人たちの裾野を広げること、そして、その裾野の中から、少し太めの横糸がしっかりと縦糸と絡むシステムの構築もいるのではないかと、ここ数日考えて思った。     将来の「高齢・単身・困窮」予備軍の一人として、自分が、どのような生活をしたいか、そこが目標だ。 まだまだ思案中なのである。   

しょくにんわざ。

 うちのケースが世話になっている作業所( この間ブログで紹介させてもらってます  しんさくはっぴょう。   )に、今日新しく1人見学に一緒に行った。

そこで、その作業所に最初に通いだしたうちのケース、もくもくと作業。

作業所に通所するようになってわかったのだが、非常に手先が器用。
まめだし、綺麗な仕上がりで革製品を作り上げていく。
今まで、裁縫なんて全くしたことがないのに、革製品製造を教えてくれる先生も、「うまい  」うなるぐらい。
職人技    おもわず、「あんた、職人気質だね  」と。

さらに今日行って新しい発見が。

封筒作りで、折り目を綺麗に作るために、割り箸を自分で削って、折り目を作る道具をこしらえている、と作業所スタッフからおしえてもらった。
職人技
すげ~  思わず鼻息も荒くなる。

確かにこれだけ一生懸命していたら、受診のときに「先生湿布ください」と思わず言ってしまうよねと。先生は「腰?」ときいたのですが、そのとき「肩」と。納得です。コンつめすぎて疲れないでくださいね。

といいながら、今日お邪魔したとき、新作の革製品をつくっていたので、また完成したらブログにアップします。 乞うご期待。 

しょうりょこう。

昨日、サポーティブハウス2カ所合同で日帰り旅行に行きました。
お空は、ちょー快晴       延暦寺では、ちょっと曇ってたみたいですが。

バス  一台貸切です。
コスモバス

今回は車椅子何台でたんでしょう?前回は8台。
うちのケースもいっぱい行ってます。ヘルパーさんもいっぱい。
なので、うちの事務所みんなの心遣いのお土産がいっぱい。
今回は、お菓子の内容が全くかぶっておらず、うーんすごい。

今回の旅行は、比叡山延暦寺。
坂道

あと、信楽焼きの  さんで陶芸して。
たぬき

美味しい食事をして。いつも、あまり食事を食べない人でも、場所が変わり、美味しいご飯だと、たらふく食べて、うーん、しあわせ 
コスモ食事

うちの訪看のスタッフ も一緒に楽しんできました。

朝7時40分スタートで帰ってきたのは午後6時すぎ、お疲れ様でした。
こういう機会でもないと、なかなか旅行に行けないですよね。
うちのばあさんのケース、旅行に行くなんて何十年ぶりだろう、って。
よかった、よかった。サポーティブハウスのスタッフに感謝。
一緒に行ってくれた、ヘルパーさんたちにも感謝です。

ふるさとのかいのしんぽ。

 台風も押しのけて、今日、東京日帰りで行ってきました。
東京に行った目的は、
①第10回支援付住宅推進会議「地域居住による生活困窮者支援」
②ふるさとの会・支援付き住宅推進会議 共催シンポジウム2014

 (   ふるさとの会・支援付き住宅推進会議共済シンポジウム2014
 「地域居住による生活困窮者支援」  に参加するためです。

第10回支援付住宅推進会議では、
ふるさとの会と大阪希望館から、「善隣・隣保事業」モデルが共同提案されました。
 大事なポイントは3つ
 1. 居住支援(善隣事業)から地域支援(隣保事業)へ
 2. 独居、共同居住、隣保型互助の位置づけ
 (独居支援(居住・生活支援)からはじまり、隣保型互助(地域支援)をめざし、
 地域での生活が難しくなってきたら、共同居住への転居)
 3. 生活支援の対価を、行政や対象者からではなく家主から
 (「生活支援」を家主さんにサービスとして買ってもらう、さらには、そのスキームを家主さん自ら実践してもらう)

また、様々な地域(高松、大牟田、京都)での取り組みが紹介がされました。
その後、地域善隣事業に興味を持って集まった、様々な立場の人間
(たとえば、不動産、生活支援者、学者、医者、病院の相談員、行政、…など)が、
6グループに分かれ、グループディスカッションをしました。
ところがかわれば、地域善隣事業の実際の形も、課題もかわり、興味深かったです。

共催シンポジウム2014の内容は
 第1部 基調講演
 『地域生活支援の新しい戦略~困窮化と高齢化への包括的対応~』
  中央大学法学部教授 宮本太郎氏
 第2部 パネルディスカッション
 『地域包括ケアと支援付き住宅』
  岡山大学客員教授/元・厚生労働省老健局長 宮島俊彦氏
 『「四十苦」を地域で解く-地域善隣事業(日本版CDC)の可能性―』
  明治大学理工学部教授 園田眞理子氏
 『<善隣・隣保>事業の展開に向けて―「支援付き住宅」から「支援付き地域」へ―』
 NPO法人自立支援センターふるさとの会 常務理事
 都市型経費老人ホーム ルミエールふるさと施設長 滝脇憲氏

第2部のパネルディスカッションの様子です。
ふるさとの会シンポ2014写真

認知症になっても地域で在宅で生活支援を受けて生活する「善隣・隣保事業」モデル、
「生活支援」の方法=弱い人を排除しない「地域(コミュニティ)づくり」が一番大事になってくると。

「互助」からイメージされる、昔の拘束力の強い「せまい」「つるみ」型のお互いさま(=結、寄合)ではなくて、「都市型互助」を、赤の他人と、「広く」「薄い」お互いさまの関係を、雑多性の中でつくっていくいこと。

あと、日本では、住宅政策がすすんでおらず、社会保障からみた「居住権」という意識が低いという話も興味深かったです。

今回の支援付住宅推進会議やシンポジウムでは、いろんな地域から、いろんな立場の人たちが参加していると思うのですが、全国、いろんなところで、その地域にあった「善隣・隣保事業」が、始まりだしたらいいなと思いました。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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