かのうせい∞

うちの訪問看護、

簡単に特徴を言うと、
①釜ヶ崎(あいりん地区)を中心に大阪市西成区内でおこなっている
②指示書を書いてもらうお医者さんの割合が、精神科:内科=8:2
③訪看部隊だけではなく、相談支援部隊も一緒に動く(様々な社会資源の活用)
④サービス内容は、生活が安定するなら、生活の質があがるなら、O.K.
⑤自分でできることはやってもらい、できることを増やしていく
で、具体的にどんなサービスをしたのかって・・・
・食欲のない夏場、一緒においしい鰻を食べに行く
・水が怖くてお風呂が苦手な人と一緒に銭湯に行く
・一緒に苦手な家事(調理・掃除・洗濯)をする
・部屋の掃除を一人でできるようにするため手順を一緒に考えて実践する
・余暇を楽しむために、陶芸教室や水彩木版画教室に行く
・気分転換のために落語を一緒に見に行く
・一緒に昼間行く作業所の見学に行く ・・・
他にもいろんなことをやっています。
相談支援のスタッフが日常的にかかわっているケースに、訪看のサービスが入ったことで、「こんなことできるんだ!」とか「ここできてなかったんだ」とか、今まで見えてなかった新たな発見があり、ケースの可能性が∞(無限)に広がります。
5年以上かかわっている65歳を過ぎたケースが、訪看が入ることで、生活リズムができ、人とかかわる機会ができ、自分でも何かしたい…って言ってくれたことで、昼間就労B型の作業所に行くようになりました。社会の中に彼の居場所ができて、すごく、うれしいです。


