
3月の上旬と昨日、大阪府下で、訪問看護で働いている看護師さんと地域包括で働いている保健師さんがボランティアに来ていただきました。
HPなどを見て興味を持っていただいたということでした。感謝

お二人とも、実際、バリバリ現場で働いている方なので、日常の仕事の中で、現場でいろいろ思うことがおありで、医療×福祉×介護、どのような関係にあるんだろう…と。

この地域で15年、この仕事に携わってきて、いろんなものを
「あたりまえ」とまでは思わないけど、必要不可欠と思っていることが、たくさんあることに気づかされました。
大阪西成区の釜ヶ崎という街は、日雇労働者の街であり、単身&高齢&貧困の課題を抱えている人たちが多く生活している街です。彼らが生活していく中で形成されてきたインフォーマルな社会資源(例えば、「
サポーティブハウス」(

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15年働いてきた結果、そういう資源・財産が結晶化して見えるようになりました。
ボランティアさんの話を聞きながら、
所変われば品変わる って。
同じことが、東京に月1回程度行くのですが、東京に行ったときにも、「え…、それないんだ」って思うこと多いんですよ。でもね、逆に、東京でも言えることですけど、「え!、そんなんあるんだ」って思うことも多いんですよ。
きっといろんな地域を見に行きながら、自分のふんばっている地域では、そういう社会資源や人的財産ないからダメだ…ではなくて、どういうふうに考えたらいいんだろうって、反芻するのが、一番大変で、大事なところかもしれないですね。