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いましめ。

 この仕事、一人のケースに多くの人たちが関わっていることがあります。

ひとつ前のブログで書いたケースとは別ですが、
訪問看護でサービス入っているケースの回りには、ヘルパーがいて、ケアマネージャー、もしくは障がいの相談支援があって、ケースワーカーがいて、主治医がいて、アパートのスタッフがいて、…あげたら、いろんな人たちがかかわっていることが多い。

で、最近、いやいや、この仕事をして、時々  みたいな人に遭遇する。
どんな人か? 自分が一番わかっている と思っている人!
正しくは自分が一番わかってると思込んでる 人。

利用者と自分の距離がおかしいかな?って気づかないくらい、どっぷり入り込んでしまっていて、自分のしているサービス内容を客観的にみることは、ほぼ不可能な状態になっている。

「自分が一番わかっている」 = 「自分が一番がんばっている」 と同じ場合が多い。

なので、極悪非道の  は、「自分がこのケースを一番わかっているんですよね」と言われたとき、思わず 「だから」 と返してしまう。

「一番わかっている」なんて思い込み、持たない方がいいと思う。思い込みは、いろんなものを見えなくしてしまうから。もちろん、この言葉は、  自身への戒めでもある。

かいごどあげたくない!

 退院してきて約2週間たったケースのことで、介護のプランをたてるケアマネージャーとちょっとバトってみました。

入院する前歩けなくなり、入院中も転倒のリスクもあるため歩かなかった爺ちゃん、もどってきて、そっこう歩いて転倒、頭部裂傷で5針縫うけがをしたのですが、本人は「こんなん傷のうちにはいらんのや!」と言ってました。たしかに、今まで、浴びるほどお酒を飲んでいる姿をしっている爺ちゃん、飲んではこけて、頭から突っ込んで、流血しているのを昔何度かみたことがあります。釜ヶ崎の爺さんたちは、頑丈にできてます。

入院中に組み立てたケアプランを検討してみようという話を電話でしていて、認知があるので3分前のことは忘れているのですが、転倒のリスクがないわけではありませんが、歩けるようになった。ただ、昼間リハパン、夜オムツをつけており、排泄に関して、自立しているわけではない。また、お金を渡したら、確実に、何度も言いますけど、確実に、飲酒するので、お金を持ってもらえない状況なので、配食弁当も含めて食事の準備は必須。

ヘルパーや訪問看護のスタッフ、サポーティブハウスのスタッフ、いろんな人たちが声をかけてくれるおかげで、会話も少しスムーズになってきた。もしかしたら、認知の判断も改善しているかもしれない。

で、問題行動があれば、まだ、区分変更かける可能性もあるのだが、同じことを何度も言ったり、お酒飲みたいんやとか、いうことはあっても、また自分でリハパン脱いで、便失禁してるけど、これは問題行動ではないしな…、などと思いながらケアマネージャーと話をする。

区分があがるかどうかわからないけど区分変更をかけようとするケアマネージャー、区分変更をかけると逆に介護度が下がるのではないかと思い、現状維持で、ヘルパー+ディサービス+訪問看護で何とかすすめようと思う  この対立でバトル勃発。

もちろん、その前の日に、主治医にも本人を診てもらい、区分変更はどうでしょうかと相談して、「難しい」との判断をもらっていての行動。

元気になっているのに、なぜ区分変更をして介護度あがると思うんだろうか?それと、例えば、介護度があがったら、こんな言い方したらやらしいけど、生活保護で自己負担分がないことをサービス提供する側がわかっていて、必要以上のサービスをつっこんだら、もともこもないで…。そんないろんな気持ちが、 の腹の中でたまって、ドロドロになって、え~い、ひとこと。

「介護度あげたくない!」 と、口から火をふいて、押し切り。

ここの介護事業所のヘルパーの兄ちゃんやおばちゃんたちは、このケースに、にぎやかな感じで、キャラ的にフィットしてるんですけどね。。。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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