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やぼう。

 数日前にくまモン44歳になってしまいました。白髪と老眼が気になる年頃。

ケースの何人かは、くまモンの誕生日を知ってる人がいて、最近では、生活保護の医療券を代わりにもらいにいくとき、自分の生年月日を書かねばならず、誕生日も仕事をしていたので、福祉のケースワーカさんからも「おめでとう」と言われるのも恥ずかしい年頃です。

で、誕生日プレゼントをケースからもらいました。 くまモン  と ミィ  と。
くまモンの腹黒さ、ミィのひねくれっぷり、両方とも大好きです  ありがとう  
     プレゼント

事務所にあるサボテンの上にミィをのせて、洗濯物をバックに一枚。タイトル…
事務所を一望している感じがして、人生を達観している感じでこのタイトル

  野 望  ― や ・ ぼ ・ う  ― 

ミィ2

ぷにゅ。

 かかわっているケースの中には、いろんな病気が原因で、身体が少し不自由な人が何人もいます。

そのような人たちを抱えてベットに移乗しようとしたとき、おちゃめなことをするケースがいます。少し認知症もあるんですけど、顔つきが、 なのだ。鼻毛がすぐ伸びてくるので、こんな感じの顔になります。

「いち・に~のさん」とかけ声をかけて、ベットにうつすのですが、その時、そのケースの体を、私の体に預けてもらう形にしているのですが、…。

「いち・に~のさん」というと、耳元で「ぷにゅ」っと言うので、思わず、脱力しかけて、腰痛めました。

で、「ぷにゅ」っと言ったときに、こちらもすかさず、「うんこもれた?」と切り替えし、便臭してないので、そんなことないことはわかるのですが…。

で、「なんで、『ぷにゅ』って言ったの?」ときくと、満面のスマイル  いや~遊ばれてます。

ぞうしょくちゅう。

 訪看部隊のスタッフが、ちょっとずつ増殖中

うちの訪看部隊のスタッフ、この仕事をする前は【釜ヶ崎】という地域を知らなかった人がほとんど。6人中4人は、面接のときにはじめてこの地域に来た人たち。

また、訪問看護をした経験がある人は6人中1人。

さらに、うちの訪看の指示書を書いてもらってる先生は、精神科の先生が多いのだが、精神科の病棟勤務のある人は6人中1人。

うちで働きだして、「はじめて」ということを経験してもらってます。

訪問看護って、もちろん病院ではないので、治療からその人をみるのではなく、家に出て行くので、生活場面からその人をみることになります。

地域での「生活」をどうやって支えるか、そこさえベースにあれば、大丈夫。

他の事業所の事務所にお邪魔したとき、スタッフの顔をみたら、そこの事業所がどんな感じかってわかりますよね。疲れた感じとか、いやいや仕事している感じのところには、サービス頼みたいとは思いません。

仕事って楽しいことばかりじゃないけど、やっぱりケースが調子よくなって…みたいな、楽しいこともないとね。

平日、事務所で、訪看のスタッフが出たり入ったりし、ケースのことで「どうしよう」「これどうかな」と話をして「行ってきます!」と勢いよく自転車をこいでる姿を眺めてます。

ぼんのうはいきるかつりょく。

 1ヶ月くらい前まで、精神科の病院に入院していたケースがいる。

入院した原因は、お酒を飲みすぎて、頭をガンとして、物忘れがひどくなって、寒い雪の降る中、野宿したいたため。3分前のことも覚えてないくらい、なので、いつもフレッシュ。そういいながら、ほぼ毎日行っているヘルパーや訪看部隊の顔は覚えるようになり、いろんなことを話するようになります。また、昔の若い頃のことは覚えてます。

入院中はなかなか歩くことができなかったのですが、地域に帰ってきてからの生活はめまぐるしく、あれよあれよという生活。

最初は病院での生活が体に染みついているのか、何するのも億劫な感じで「だるい」と。ただ、病院の外で生活しているとわかりだすと、刺激が強く、このケースの「煩悩」をくすぐることが多く、「なんとか歩きたい!」と気持ちを強くします。

で、実際、ヘルパーや訪問看護がサービスに入るときに、トイレまで歩けるように、家の玄関まで歩けるようにと、誰かいるところで歩く訓練を。1ヶ月で4点杖を使えるようになり、5mくらいなら歩けるようになりました。

「煩悩」とは何か、お酒飲みたい、エロ映画見に行きたい、…。

「煩悩」は生きる活力です。
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