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しょくにんわざ。

 大阪の西成には『サポーティブハウス』なるものがあります。部屋の広さはドヤと同じなのですが、しっかりした『サポーティブハウス』では服薬・金銭管理だけではなく、緊急時の対応など、家族的な支援を、家賃(もちろん共益費3000円ありますが)だけ支払っている中で、やってくれてます。なので、非常に助かります。

今回の生活保護の住宅扶助で、部屋の広さによって減額幅が変わるのですが、部屋の広さ以外にも、服薬・金銭管理をはじめ、しっかり支援しているところと、そうでないところと、一律っていうのが納得いかないんですけどね。本来、しっかりした『サポーティブハウス』がやってるサービス内容って対価もらってもいいんじゃないかと思うくらいのレベルですよ。行政って、そういうところの評価ってしないけど、ないと困るのにな~とブツブツ。

いつもお世話になっているサポーティブハウスで生活している人たちの中には、え!こんな認知症でも施設じゃなくて地域で生活できるんだ…とか、これだけの介護度でも地域で生活できるんだ…と頭が下がるくらいのケースもかかえてもらってます。

で、そこの受付で、手作りっぽいお花があるのですが、受付のスタッフにこれどうしたの?ときくと、入居しているケースの手作りって。

  青い花  赤い花

ティッシュくらいの薄さの色のついた紙と針金だけでこれだけつくるんですよ。材料は、サポーティブハウスのスタッフが頼まれて購入しにいってるそいうです。すごいな~と感心。で、どんな人がつくってるんだろう?って詳しくきいたら、70代半ばのお爺ちゃんだそうです。え!爺ちゃんが…と思ったのですが、思わず、「もともと職人さん?」ときいたら、大正解!

歳を重ねていくなかで、仕事はもうリタイアして、ヘルパーさんが入るくらいちょっと体が大変になってきて、でも時間はたっぷりある。その時間をどう使おうかって、みんな悩むところです。

それにしても、近くでみればみるほど、その緻密さも含めて、すごいな~と思います。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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