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よるのまちで。

 事務所で遅い時間まで仕事をしてて、ちょっとお腹がすいたからとシャッターをあげて近所のコンビニまで買い物に行った。

夜23時  をまわっても、結構人通りのある道路の中に、一人若いホームレスがいる。大きな荷物をかかえて、コンビニの前で食糧を探してるのかな。ただ、野宿するようになってから、だいぶたっている感じで、外での生活ではお風呂も入れず、昼間の暑さから汗もかいて、だいぶ「よごれた」感じがする。また、四六時中、プライベートのない生活は、肉体的だけではなく、精神的にもしんどい状態をつくりだしている。

いつから、こんな生活してるんだろう…ってすごく気になってしまう。

 そういえば、先日、他の訪問看護のスタッフから突然電話があった。  
「自分が訪問しているケースの近くにあるアーケードのついた商店街で、食事や水分は何か摂っているんだろうと思うけど、お風呂に入れないので衛生上よくないなと思う。髪の毛もべとべとになって。どうしたらいいんだろう。。。」という内容の電話だった。

ちなみに、このスタッフが働いている事業所、精神科専門の訪問看護事業所。

話をきいていたら、この1年くらいみかけて、話かけるが言葉がでないが反応はするという。そのスタッフも、スタッフの話をきいている  も精神疾患を抱えているケースではないかと思った。こういうケースが野宿から脱け出すためには、時々ごはんを提供するだけでは、とうてい難しい壁がある話をした。何度もないタイミングを利用して治療につなげる以外、野宿から脱け出すチャンスはない。そのために、どのような準備をして、どれだけ時間をかけないといけないか。そして、治療に協力してくれる人たちがどれだけいるか。

野宿からぬけて再び野宿にもどらないためにどうするか - 治療 - そこに尽きる

 夜の街で、闇とともに、この仕事をしている自分にもいろんな思いがのしかかる。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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