このちいきで。

また、寄せ場(=日雇労働市場)としての機能が縮小していくなかで、この街の住人も変わるなかで、「この地域で」重要な役割を担っていたものが、気づけば、一つずつなくなっている。
◆ この地域の簡易宿泊所で泊まっている人たち、や、ホームレスを対象としていた、大阪市立更生相談所がなくなった。
◆ その前に、年末から年始にかけて、越年対策だった、南港の臨時宿泊施設を建築することがなくなった。
◆ その前に、市立更生相談所の3階に今もある大阪市立保健所分館で、精神症状をきたした人が精神科医の診断により、入院の可否を平日できる制度がなくなった。
いろんなものが、気づいたらなくなってた。15年働いている中で、ふべん になったって感じてる。
役割が本当になくなったんだろうか。「この地域で」まだまだ役割あるのに。
この地域にある、無料低額診療施設である病院も、役割が本当になくなるんだろうか。
今の、「この地域で」の役割を、それぞれの組織が考える局面にはきてる。
もちろん、うちの組織にも言えること。新しく、訪問看護ステーションを立ち上げて1年が過ぎ、「この地域で」の役割を考える。