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おかねのつかいかた。

 うちのかかわっているケース、大半は生活保護で生きてます。もちろん、就労収入+生活保護って人も、ぼちぼちいます。

で、その中でお金   の使い方って考えないといけない。

【爺ちゃんの場合】
ヘルパーさんが入っている爺ちゃん、ヘルパーさん、もちろん人様から預かっているお金なので、すごく始末してくれます。なので、少しずつでも貯金が貯まってくることが多い。生活保護受けてるんだから、できるだけ贅沢しないで始末したらいいって考え方の人もいるかもしれませんが、葬式代くらい(20~30万円)たまったら、あとは、①時々おいしいものを食べる、とか、②着心地のいい少し高めの肌着を買う、とか、③サポーティブハウスでヘルパーさんたちと一緒に旅行に行くときに積み立てておく、とか、④お墓参りするための旅費に残しておく、とか、本人のしたいこと、少しでも生活を快適に過ごすために、たまったお金を使うのはありだと思うんです。

【頑張って仕事をしている場合】
仕事をしているケース、もらったお給料からお小遣いを渡すと、全額、パチンコで散財してしまう人がいる。一ヶ月頑張った分が、数時間でなくなってしまうの、どうなん?と言うが、お小遣いをもらうと止まらない。今までの生活がそうであったにしても、必要なもの、たとえば、今なら、仕事に出かけるための冬服を購入するとか、趣味のCDを購入するとか、形あるものに残してほしいなと思うんです。他にも、日頃食べることができないおいしいものを食べに行くとか、仕事のストレスを発散するためにカラオケに行くとかもありだと思います。ギャンブルだけは、何も残らない。残るとしたら、罪悪感。その罪悪感も残らないケースいますけど。「パチンコするために、仕事してるのか!」って思わず怒ってしまいましたが。

どのような状況であっても、  も含めて、どのようにお金を使うか、大事です。

いまよりも。

 大阪の西成を中心に、いろんな人たちとかかわり、支援しているけれど、どうしようもできないことがある。

どうしようもできないことが何なのか…

「自分で今よりもよくなりたい」と思わない、思えない人たちに対する支援は、何もできないと思っている。

かかわるなかで、いろいろ働きかけてみるが、最終的には、「本人が」今の状況をかえたいと思わないとどうしようもできない。

アルコール依存症の治療もしかり、パチンコで計画的にお金を使えない場合もしかり。

本人に、様々な障がいを抱えていたとしても、今よりも少しでも…という気持ちがあれば。ただ、今のままでいいと思っている場合、手を離すこともあり、かわりたいと思ったときにチャンスがあればと思っている。

アルコールの治療していたケースが、治療中断して、保護費をもらったあと、べろべろに酔っている姿を見かけた。もしかしたら死ぬかもしれないな…と思うけれども、今は何もできない。自分でもう一度やり直さないといけないと思ってくれる日が来るのをまっている。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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