
最近、うちがかかわった80歳手前の爺ちゃん、生活保護を受給しているのに野宿してました。
野宿していた理由は、「部屋代以外に、何かよくわからないお金をとられている」という話をされました。爺ちゃんの持っている紙をみたら、部屋代以外の請求で2.5万円はらい、残りが7万円いくらか。そうか、家賃以外になんかよくわからないお金が10万円請求されているわけだ…。ところで、どこのアパート住んでたの?ときくと、アパートの名前も、住所も西成区でとまるような状態。最近引っ越ししたの?ときくと、10年近く住んでいるんだけど…。
こんな状態で野宿をしていたわけです。相談に来た日が土曜日だったので、緊急的にドヤ(簡易宿泊所)に泊まってもらい、食事を提供して、休み明けに役所に連絡、不動産屋にも確認の電話をした。
事情としては、部屋の掃除ができなくなり、部屋の中がゴミの山になって、家主が「強制代執行」で掃除をして、その掃除代もろもろを請求していることがわかりました。
で、この年齢で、物忘れが少しある感じなので、これなら介護保険も利用できたのに…と思って、家主さんに聞くと、「ただの怠け者です」と吐き捨てるように言われました。
家賃を回収して管理すること
だけが仕事で、店子さんのことを心配はしないんだ…
立場の違いで、なんだかな~。人としてどうなんだろうって

少々憤りを感じました。
その後、退去の手続きをしたとき、8年も住んでいて、冷蔵庫の下の床が腐っているので、修繕費20万円かかるけど、お金ないだろうから5万円でいいよと。その商売、なんだかな…。大阪市の西成区で、生活保護を受給している相手に、単身の高齢者をお客さんとしている、その人たちのおかげで商売できてるんだけど、どこまでも譲歩してなんて思わないけど、これはないよな…と、西成で単身・高齢で生活保護を受給している人たちを支援している

は思いました。
不動産屋にしても家主にしても、店子さんのことを考えれるような、そんな人たちいると思うんです。サポーティブハウスのメゾン・ド・ビュー・コスモなんて、家主さんもスタッフもいい感じです。そういう人たちがもっと増えたら、こんな思いしなくてすむんだろうな。歳をとった時、
あんしんして暮らせる地域 にもなると思う。