
最近、どうしたらいいんだろう…と考え込んでいるなかに、なんらかの「障がい」を抱えている人たちが多い。
若いケースで、精神の疾患をかかえていたり、知的障害があったり、何らかの「障がい」を抱えて、全く仕事をした経験がないケース。生活保護を受給して生活には困らないので、通院して家にいる生活で何の疑問も持っていない。波風のたたない生活が一番いいんだと言う。ほぼ人とかかわることのない生活。調子が悪いときは仕方がないと思うが、これから50年以上ある長い人生それでいいんだろうか…と。精神科のディケアとか行かないの?ときくと、「人生、いろんな経験をして苦労したんですから、人とかかわらなくていいんです」と言い切る。一人で誰と話さなくても、誰とかかわらなくても、困ることがほぼない。調子が悪いのでなければ、無理してもと言ったら語弊があるかもしれないけど、波風のたつ生活いいんんじゃないかなと思う。生きていくということは、そういうもんじゃないのかな。辛いこと、悲しいことがあるから、楽しいこともあると思うんだけど…と、経験しないとわからないことだらけなので、経験を一緒にしたいと思うのですが、なかなか。
また、今まで働いた経験はあるけど「障がい」のためにうまくいかず、30代後半、40代、50代になってから「障がい」を持っていることを伝えられるケース。今までうまくいかなかったのは、頑張りがたりなかったわけではなく、「障がい」をかかえていたから、という話をするのですが、その次の段階で、「障がい」の受容という話が出てきます。受容って何?となったとき、いろんな人たちにかかわってもらって、困ったときにそこを乗り切ることだと

思っています。ただ、相談するのをかっこ悪いと思って相談できずにいることが多い。だって、今まで一人で生きてきたからね。そこでうまくいかず、大変な思いをしてきたと思うのですが、なかなか。
また、僕は「障がい」があるから…と、一度うまくいかないことがあると、一歩が踏み出せなくなってしまうことも多い。僕の人生は僕が決めることであるが、僕の可能性を僕がつんでしまう、それでいいんだろうかって。失敗しても、傷つくかもしれないけど、やり直しができないわけではないんだけどな、一緒にふんばらないかと思うのですが、なかなか。
なかなか、なかなか、と思う毎日です。