
うちのかかわっているケース約230人くらいいるのですが、大阪市内いろんなところに住んでいる。その大半は西成区なのですが、その中でも、ケースの自立度や年齢など、いろんなことを加味して、いろんなタイプの場所で生活している。
有料老人ホーム、さ高住、サポーティブハウス(支援付き住宅)、ワンルーム。
ワンルームだとなかなか本人の様子がわかりにくいんですが、管理人さんがいて、いろいろケースの相談にのってくれたり、少しの変化に気付いてくれて、よく電話をくれる「ねぇさん」のような人がいました。
急に痩せて、誰がみてもびっくりするくらいで、声をかけたら、「癌がみつかったの。だいぶ悪いみたいだけど、最後まで仕事するから」と言いながら、抗癌剤治療のために入院したり、退院してはその日から管理人をしてたりしていた。
ただ、管理人さんを雇ている親会社が体調を理由に解雇を言われ、月末の忙しいときに「管理人の部屋の荷物、私が買ったものだから、いるもの持って行って」と声をかけられ、それが最後だった。仕事を辞めてから、2ヵ月もせず、今日亡くなったと連絡がありました。
管理人さんがいたおかげで、うちのケース、すごく助かってました。管理人さん、「仕事だからて割り切れないよね」といいながら、入居している子どもくらいのうちのケース、よく叱咤激励してくれてました。
今年は、ケースもなくなるけど、まわりで支援してくれている人たちも亡くなる、

少し悲しい気分になってしまう、そんな一年です

お世話になりました。そして、お疲れさまでしたと、お通夜に明日行かせてもらってお礼とお別れをしてこようと思います。