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おさけをやめること。

 アルコール依存症のケースと何人もかかわっている。

働き出したころは、どうしたらいいのかわからないまま、2日顔をみなかったら、吐血して血の海の中で亡くなっているケースの第一発見者になったこともあった。すでに亡くなった、アルコール専門治療の大家、小杉先生に、わからないことをいろいろ相談、指導してもらうことが何度もあった。

しっかりした断酒意思のもと、専門のプログラムにのり、治療を続け、断酒しているケースは、 にとっては優等生である。病気だから、断酒しないといけないとわかっていても、お酒をやめるのは、至難の業だと、自分自身の私生活を振り返り、お酒は飲まないが、やめれないものいっぱいあるので、個人的には思っている。

アルコールをのんだ後しんどくなって、「しばらくはお酒をやめよう」と思い、また元気になったら「お酒のみたいな」の繰り返しを続けているケース、本人には明確な断酒の意思も、お酒をやめないといけない目的も、自分の目標も今はない。

お酒をやめる明確な意思を持ってもらうため、本人の好きなようにさせたらいいという意見もあるかもしれないが、この間、飲酒してしんどくなって入院を繰り返す生活をしているので、その策がいいとは  は思えない。もちろん、主治医と相談してではあるが。

かかわって、7年半経つが、70歳をこえて、身体と気力の衰えから、いろんなことをすることに億劫になっている。

それでも、お酒をやめるために、あの手この手をためして、ケースと一緒に悩む以外、他にできることはないと思い向き合う毎日である。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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