
少し前のブログで「うらに。」というタイトルで紹介した「脳梗塞で話しができません」と書いた名刺を持っていたケース、無事退院してきました。もともとの脳梗塞以外に、新しく不自由になったところはなく、病院までお迎えに行って、お礼を伝えて。
帰ってきて、事務所に立ち寄ってもらい、古い名刺と新しい名刺を交換。もちろん、新しい名刺の裏には「私は○○です。脳梗塞の後遺症で話しができません。困っているようなら、この名刺の携帯まで連絡ください」と書いて渡してます。古い名刺も今回助けてくれた大事なもの、無下に捨てることはできず、とっております。
退院の手続きで待っている時、救急車を呼んでくれた食堂のママさんにお礼をいいに行きたいと話しをすると、手を左右に振って「いらない」と意思表示。「また、行くでしょ?」と声をかけると、手を左右に振るので「うそつき」と言ってから、「かかわっている人が、お礼を言ってたと、ちゃんと手を合わせて頭さげてよ」というと笑ってました。
また、この間ずっと通っている主治医(精神科の先生)も心配しているから、今日病院行ってきてねとお願いをすると、頭を上下にさげて、「わかった」と意思表示。
それから、3日後に、部屋で倒れていたら鍵をあけてとジェスチャー付きで、合いかぎ

を持ってきました。今まで、何度か言ったのですが、預けてくれなかった合いかぎ。主治医(精神科の先生)から何か言われた?ときいても、ニヤッと笑うだけで。「ま~、事務所に毎日来ているので、来なかったらダッシュするよ」というと、頭を下げて帰って行きました。ちょっと進歩したかな。