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ふあんなきもち。

 精神科の病院から退院して、なんとか3ヵ月経ったケースがいます。認知症があったり、水を飲み過ぎたり、焦燥感も時々あったり、いろいろ。前回の入院は、「あ!  」調子おかしいと思っている間に、抑制がきかなくなって入院になりました。

入院中、どうしても病室を間違えたり、本人そんなつもりないけど迷惑行為あったりで、「地域に帰れるのかな…」って思ったり。主治医からも「どうする?」ときかれ、入院して薬剤調整してもらっているんだから、できるだけのことをもう一回やってみようと、不安な気持ちを隠し、毎日眠前の薬を持って行く役割を  担い、ケアマネ、ヘルパー、訪看スタッフに協力をお願いして、地域にもどってきた   

帰ってきて、まず、本人から「徘徊しないように入口の鍵をかけてよ」と言わた。前回入院前の経験で、ちょっとした刺激(一緒に買い物に行って「コーラが飲みたい!」という気持ちぐらいで、テレビの内容ぐらい)でテンションが高くなって、そこから眠れなくなったり、焦燥感に襲われたり。

今回、そういう時は頓服服用してねと。主治医は、「毎日頓服のんでもいいよ」と言ってくれてます。その言葉にすがりながら、眠前薬と頓服を持って行って、服薬してもらうかどうか悩んでます。

頓服のんだら鎮静がかかるし、飲まなかったら、また、入院に逆戻りになっちゃうし。  これでいいんやろうかと、不安な気持ちもってます。不安なので、ケースの様子を訪問してくれた人たちからきいて、今日頓服を服用するかどうか考えます。

  仮面の下には、不安な気持ちがあるんです。見えないですけど。強がらないとやってられないって。ただ、不安な気持ちは、ケースの状況を今よりも把握しようと思う気持ちにつながるんで、大事にしたいと思ってます。

おとむらい。

 この1週間でかかわっているケース2人なくなりました。いずれも、困窮状態から畳の上にあげるお手伝いはしていたのですが、まだ訪問看護サービスいらないかな…って思ってたんですけど。

一人は、近所のサポーティブハウスに入ってて、「お風呂に熱湯をいれる爺さん」として有名な方でした。お酒を長年やめていたのですが、1,2カ月で痩せだして、本人がお腹痛いと言って通っている病院に臨時で受診して、最初は急性膵炎?と言われたのですが、痛みが全くとれず、再度受診したら肝臓に癌が転移している状態。入院して1ヵ月もしなくて亡くなりました。病院に頼んで、生きている間に顔を見せてもらい、そのあと10日ももたなかったです。

入院する前、本人も体調悪いことわかってて、「給付金の手続きしてももらう頃には死んどる」とか 「 豚まん  半分くらいしか食べれんようになったから、あかん」と話しをしてました。いつも、大阪では有名は 蓬莱<551>の豚まん2個、南海電車のホームまで買いに行ってました。

葬儀が終わって、お世話になっていたアパートのスタッフと一緒に、ケースが好きだった、豚まん食べて、お弔いしてます。

もう一人。脳梗塞になって体が不自由で、なかなか出かけて食事ができず、1ヵ月に一回、百貨店でお刺身とかローストビーフを購入していました。亡くなる前夜ヘルパーサービス時は異常なかったんですが、朝行ったら、ベットから落ちて亡くなっているところを発見。少し苦しい時間があったかもしれません。

もう少し美味しいもの食べて、楽しい生活送ってほしかったんですけど。今日、彼が大好きだった、お刺身を購入してきます。明日お通夜で生ものを持っていこうと思ってます。葬儀、生ものとか殺生したものダメっていうかもしれないですけど、大好きだったから、お弔いにいいじゃないって。

まだまだ、一緒にやりたいことあったのにな~と、ちょっぴり残念です。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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