おやじのじっしゅう。

日曜日も事務所をあけているのですが、酔っぱらって誰か来ることもなく、
急に体調が悪くて対応しないといけない人もいませんでした。
ただ、一人ちょっと心配なケースが。
年齢はすでに50歳すぎているのですが、精神保健福祉手帳を取得し、
明日から障害者枠でのはじめての「実習」ということで
事務所に入ってきたとき、一見して、あれ?と思うくらい、体の動きが不自然だった。
ん?右手と右足が一緒に動いている。右手を前に振って、右足も一歩進んで。
お~、すごく緊張しとるやんと思いました。気持ち、


今日は、私の印鑑が必要ということで書類をもってきたのですが、
前日から、誰が見てもわかるくらい緊張している。。。身体がカチコチ。
面接のときも、ムチャクチャ緊張して、額から大粒の汗が出て、
えらいことになっていると思ったけど、比にならないくらい、顔面も硬直して。
で、緊張しているね~と声をかける。
今回「実習」で行う職種は、学校を卒業して最初に10数年就いた職種。
でも、その職種をやめて、まったく違う地、違う職種に転職しなければならないわけがあった。
その話を、「実習」の面接のときにはきかれなかった。
誰かに話さないと、自分的に「実習」はじまったら、ちょっとひっかかるかなと思ってと、
15分くらい、その職種をやめたときの話をした。
その話の中には、前の仕事をやめたときの理由と同じ理由があった。
きっと、彼は働いてやめるときは、その理由で転職しないといけなかったんだろうなと。
で、精神科の主治医が言ってた言葉覚えてる?と本人に。
最初だけダッシュしてやればいいわけではないから、もっと力ぬきなよと。
どうも、気合が入りすぎて一生懸命するあまり、どこかでしんどくなってしまう。
一気にペースダウンしてしまい、それが許せない自分がいる。
さらに、長くその職場にいると、いろんな人間関係が出てきて
人間関係が少し密になってきたら、うまくいかないことも出てくる。
そこをどうしても許せずに、結局、その場から離れる以外方法がわからなくなると。
今回は、「実習」だし、「障害者枠ってことはお手伝いしてくれる人がいるから」気楽に行っておいでよと。自分自身が考える課題をどうしていくか、みんなで一緒に考えればいいからと、送り出しました。
ただ、すごく緊張して、歩くときに右手が前に出たときに、右足が出ないように気にしながら歩いている姿では、今日の言葉は全く耳に残ってないと思います。今週の金曜日ちょうど受診があるので、「どう?」ときこうと思います。
また、「実習」期間は、最短で2週間なので、2週間後には本人もいれて
現場担当者と支援者も集まって、振り返りの時間が設定されています。
そこで話をしたらいっかとも思っています。
後ろ姿をみながら、今日晩眠れないで明日「実習」に行く彼の姿を思いました。
ハローワークの障害者枠の求人で就職することを目指して、第一歩です。