にんちしょうかふぇ。


朝日新聞と朝日新聞厚生文化事業団が主催で
厚生労働省と公益社団法人認知症の人と家族の会が後援で。
400名限定で、どんな人たちが来てるんだろうって、まずそこから興味津々。
もともと釜ヶ崎でずっと生息している

自分の座った席のまわりを見回したら、高齢の人、認知症サポーターの人、
日々認知症の人の介護をしている家族だろうなと思われる人、
その業界で働いていそうな人、大阪市の担当部署をはじめとする行政の人、
いろんな人がいるなと思いました。
そもそも【認知症カフェ】ってなんぞや?ってところからの参加でした。
【認知症カフェ】って言葉を知ったのは、東京のNPO法人ふるさとの会のスタッフから
おしえてもらったのだが、ふるさとの会の運営する認知症カフェのイメージはついた。
ただ、他の地域にもある【認知症カフェ】って、誰が来て、誰のためにあるんだろう。。。
東京都国立市の医師からは、医療法人がつくる認知症カフェのイメージを持ちました。
開設の経緯で、オランダの「アルツハイマーカフェ」を知り「認知症カフェ」を始めたと。
もともとある、(認知症の人と家族の会)と新しくつくられて(認知症カフェ)の関係。
互助づくりということで、はじまったんだと思いました。
また、京都市伏見区の社会福祉法人職員からは、
社会福祉法人がつくる認知症カフェのイメージを持ちました。
そもそも「認知症カフェ」って、認知症に対する差別がある地域がほとんどだから、
このネーミングじゃ~ねというところからの説明でした。
また、如何にカフェに、当事者の方たちを連れだすかという工夫で、
「おいしいは人をつなぐ」ということで、本当の喫茶店みたいな
おいしいコーヒーにおいしいおかし、すごいな~と思いました。
たしかに、来てくれることから、すべてはスタートになりますよね。
あと思ったのが、認知症専門医をはじめとする、
間違いない社会資源とのネットワークづくりがすごいなと思いました。
長年の地域で行ってきた社会福祉法人ならではの『つよみ』だよなと思いました。
さらに、私の勉強不足なんでしょうけど、認知症ケアパス(経時表示)についても
こういう形で、かかわっている人たちの状態や、サービス内容を
整理していけるんだと思いました。認知症以外でも使えそうだなとか。
もう一つ、京都の社会福祉法人が、今後の認知症カフェについて、
二つの役割を整理していて、なるほどと思いました。
①広域型
(利用対象者)
・介護者の会などからの紹介による利用
・地域包括からの紹介による利用
ということで、クローズドな関係の中でできる当事者とその介護者的なグループ。
②地域の方対象地域型
(利用対象者)
・地元の地域の方対象
・介護予防的な側面(機能低下・閉じこもり)
相談機能の利用を希望されている方対象
ということで、オープンな関係の中でできる、相談・情報発信基地みたいな感じ。
「私は認知症だと言える街」っていうスローガン素敵でしょっという発言もあったように、
認知症に対する、差別、思い込みが地域から、社会からなくならないと
この二つくっつけるわけにはいかないんだろうなと思いました。
これから、家族がいても、いなくても、地域での包括的な支援を考えたときに
スパイスになりそうな要素を多く含んでおり、
いつもとは違う場所で、考えるのもいい感じでした。
まだまだ、勉強たらないので、もうちょっと自分で反芻して、消化していかないと。