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きづいてほしい。

一昨日のブログでも書いたが、は~  とため息をついてしまうことがあった。

一見して、精神疾患をかかえている野宿生活者の相談があった。
相談があったのは、うちの事務所ではなくて、うちがお世話になっている事業所。

事業所に何を困って相談に来たのかきいてもしっかり答えられず、
その事業所だけでは、大変ということで、何かできることがあるならとかかわった。

服も破れて、顔もげっそり、履き古したボロボロの穴の開いた靴、
「おはようございます」とあいさつしてくれた男性、
ずっと一方的に話を続け、こちらから「釜ヶ崎にはいつきたんですか?」ときくと
仕事できたと話をする。ただ、仕事をしている雰囲気では全くない。
時々、安倍政権の話に飛んだり、大きい声をだして、非常にしんどい状況ではある。

雨に濡れたので、話を少しきいて入浴してもらっている間に、
彼から聞いた、キーワードをつなぎ、病院にどうつなごうか悩んでいた。
ただ、彼の口から出てきた言葉の中に、この地域の、
相談できるところ、事業所、アパート、いろいろでてきていた。
いろんなところに、飛び込みんでいるのに、治療につながることはなかったんだ…。
外来で精神科受診も考えたけど、ちょっとしたことで、状態がすごく悪くなり、
結局、警察に保護してもらわざるをえなかった。
警察が保護すれば、精神科治療が必要か医師が判断し、入院になる場合が多い。

たまたま、今回はこういう形になったが、この後どうなるのだろうと、
こうならないと介入できなかったことに、大きなため息が出た。

あいりん地域のことを考える会議が月1回開かれ、前回久しぶりに参加した。
あいんりん地域には、まだまだ野宿している人がいるのに…と、つらい気分になった。

ただ、つらいだけでは何もすすまないということも、よくよくわかっている。
の遠吠えに気付いてくれる仲間を増やさないと。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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