たんけん。

そのため、野宿しななければ、まずは「よし」と思っていた。今から思うと非常に未熟。
当時は、施設入所、入院がほとんどで、部屋をかりて生活する人は少なかった。
それが、この10年で、部屋を借りて生活保護になる人がほとんどになり、あの手この手で支援していくなかで、雨がしのげて、飯が食えたら、それだけでいいんだよ…というわけではないということを、痛切に感じる。
じゃあどうするかっていうと、仕事を探したり、趣味を楽しんだり、社会の中で繋がりを求め、ちょっとでもいい自分の役割を探しに行こうと思うケースが増えてきた。
年齢が若くても年をとっていても、障害があってもなくても。
ただ、探しに行くのだから、「探検」ではある。山もあれば谷もある。
うまくいくことあるかもしれないけど、その大半は、うまくいかないことばっかり。
でも、「探検」しているときは、何か新しい発見があるんですよ。
すごい発見じゃなくてもいいんですよ。小さくても発見だから。
その新しい発見を大事にして、次にすすむ一歩にしてほしいと思います。
辛くて休憩することがあっても、歩くことをあきらめないでほしいと思います。