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じぶんのたちいち。

 訪問看護のサービスを提供しているケースの数が4月から増えた。増えた理由は、訪問看護のスタッフが増えたからなのですが、サービス内容がひろがっています。今まで、うちでかかわっていなかった新規のケースもぼちぼち増えてきた。

すごい褥瘡ができてケアマネさんから依頼が来るケース、ターミナルのケース、神経科的な疾患でリハビリを必要とする人、いろいろです。これらの内容は、指示内容にある程度【枠】があるし、短い期間で、変化が見られることもある。

こういうケース得意ですというスタッフいます。

その一方で、精神科医から指示書をもらっているケースは、地域で安定して生活していくために、どのような内容の支援がいるのか、それをスタッフが組み立てていかなければならない。こういう自分で考えて組み立てるの得意なスタッフもいる。

精神科が得意なスタッフは、短期間でケースをみたら、あんまり変化が見られないこともよくしっている。未治療期間が長かったケースも多いので、【回復】するってどれくらい時間がかかるのか想像できない。で、ときどき、あまりの変化のなさに、どうしたらいいんだろうって悩んでいる姿をみます。

そういうとき、 思わず話をしてしまいます。
『最初かかわりだして、5年経っているケースなんか、すごくかわったなって。最初は、精神科未治療でえらいことなってて、治療がスタートしたけど、陰性症状でまったく何もできなくて、どろどろで寝ていた人が、週2回も風呂入ってるって、すごい!と思うよ』って。そのケースと長いお付き合いをしてきたので、いえるのですが、うちの訪問看護部隊に対して、 ができる数少ない役割なんじゃないかと思ってます。

で、追加で、 日ごろお世話になっている精神科の先生がときどき言うことばを拝借して「精神科の患者さんて一生お付き合いすることが多いって。訪問看護も同じなのかもしれないね。」と少し、ふか~い悟りのあるような言い方をしてみます。

もちろん、一生お付き合いというのは、精神科のケースだけではないんですけどね。

訪問看護スタッフも含め、うちの組織の中には、みんな、いろんな形でケースとかかわっています。自分の立ち居地がどこなのか、自覚をしながら、それぞれが役割を担っております。
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困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

Author:困窮者総合相談支援室Hippo.(ひぽ)

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