しょうがいをもって(ないかのびょうき)①。

今回はその1人、
以前ブログにも書いた、軽度の知的障がいの、糖尿病と腎臓病を患っている女性。
ヘルパーが週2回、訪問看護が週3回、Hippo.も日曜日の夜入っているのだが、
食事も不規則、服薬やインシュリンの自己注射も自分でしっかりしない。
いやなことがあったら、部屋を飛び出して1か月くらい野宿します。
服薬をしないことがどういうことなのか、わかっているはずなのに。。。
前の病院を退院してから、治療態度が悪いということで、その病院は出入禁止、
外来で別の病院に通院、主治医に怒られながら、
薬をしっかり飲まないと独り暮らしは難しいと福祉のケースワーカーとも話をして
1,2か月はなんとかできたのだが、3月に入って、受診時に採血をすると、
血糖値が500をこえ、HbA1cも10↑、腎機能の値もえらいことになっていました。
主治医からこのままでは高血糖でショック状態にもなるし、
透析もしないといけないので入院指示がでるも、本人「いや!!!」
次回の受診時には、本人以外にも、福祉のケースワーカー、訪問看護も同行
本人をなだめすかして、何とか入院をするように説得。
入院当日も、訪問看護スタッフが同行していきました。
ただ、入院した翌日から、うちのスタッフに電話、
「薬が飲みにくいから、ゼリー状の包むやつがないと退院する」と。
「よく考えなさい」と一度つきはなして再度電話があり「入院続けます」と。
で、ゼリー状のつつむものをもっていく。
そのときは、「外出も外泊もしないでしっかり治療する」と言ったのに…。
その翌日には病棟に本人がいないと電話。
外出するときは、だれかと一緒じゃないとダメと主治医から言われていたのに
こっそり一人で無断外出をして。
夕方になって役所から電話が。
本人が困らないようにと購入していたテレビカードを現金化して姫路にいる。
帰りの電車賃がないからどうしようと。。。
福祉のケースワーカーが説得、最寄駅に午後6時半つくので、改札で待つことに。
改札で待っていても本人出てこず、30分以上まって、公衆電話から本人、着いたと。
で、電車賃を支払って、「一人で病院に戻って謝りなさい」というと、
「テレビが見たいからテレビカード買うからお金をちょうだい」と。
思わず、ラッシュの時間帯の駅の改札出たところで、大きな声で
「自分が何をしているのかわかっているの」と怒りました。
外出して好きなものを食べて、服薬できてない状況は、命にかかわります。
また、今の病院がダメになったら、彼女を受け入れてくれる病院は、ありません。
彼女には、もう一人暮らしは無理だということ
施設を探すまでの間、居宅で服薬のためだけにサービスを使うことを話ました。
体が不自由になってから、命を落としてからでは遅いのですが、言葉が伝わりません。
歯がゆい思いのなかでかかわっています。
さっき、福祉のケースワーカーが確認したところ、病院にもどっていると。
命を大事にするためには、なんていえばいいんだろうと。。。