しんぱいするひと。

部屋をとびだした理由をきくと、「管理している不動産屋がようわからん金をとるから…」という話になった。本人からだけでは状況がわからないので、いろいろ確認をしたところ、部屋が【ごみ部屋】になり不動産屋が業者をつかって荷物を撤去、その費用を分割で払っていたということがわかった。
すごい臭いなので、部屋の荷物を片付けないといけないことはわかるにしても、なぜ、そんなになるまで…と思い、不動産屋にきいてみた。
ずぼらで 部屋を片付けられないどうしようもない人 と言われた。それも、入居した当初から…、どれだけ迷惑だったか話をされた。迷惑をかけたにしても、この言い方か…と思った。爺さんも困っていただろうに、…と思うところは多かった。
結局、精神疾患を抱えており、治療がはじまり、介護保険も利用して、新しい部屋での生活がはじまった。
新しい部屋でいろんな人たちがかかわって、部屋の掃除や入浴介助をしてもらいながら、スタート。ただ、非常にマイペースな爺さん、いい感じなんですけど、精神疾患と認知症があり、足元がおぼつかないので、夜になっても帰ってこない日、大騒ぎ。救急車で搬送されてないか、帰り道がわからなくなっているんじゃないのか、少し暖かい日とはいえ、そんな厚着ではなかったし…。
新しい部屋の家主さんもスタッフも、ヘルパーも主治医も、みんなで「どうしたんだろう…」と。
結局、翌々日の昼間に普通にひょっこり「ただいま」と帰ってきた。「帰ってきた





で、本人からひとこと 「心配する人がいるんだ…」 というわけで、黙って一泊お出かけしないでね。